2024年もいよいよこの季節がやってまいりました。プロ野球ドラフト会議です。
過去、様々なスター選手が発掘されたドラフト会議ですが、今年はどんな選手が注目されているのでしょうか。そこで本記事では、2024年のドラフト注目選手をまとめました。
過去、1つの記事で紹介してきましたが、2024年からはよりボリュームを多くするために、高卒と大卒・社会人で分けてご紹介します。プロ野球各球団からの声が集まってきたら、球団別の指名予想も執筆予定のため、併せてご覧ください。
【2024年】ドラフト高卒投手ランク
ランク | 選手名 | 出身高校 |
---|---|---|
S | 藤田琉生 | 東海大相模 |
A | 今朝丸裕喜 | 報徳学園 |
A | 柴田獅子 | 福岡大大濠 |
A | 清水大暉 | 前橋商業 |
A | 村上泰斗 | 神戸弘陵 |
B | 山口廉王 | 仙台育英 |
B | 田中稜真 | 旭川実 |
B | 小船翼 | 知徳 |
B | 有馬惠叶 | 聖カタリナ学園 |
B | 高尾響 | 広陵 |
ランクに関しては、完全に独断と偏見となります。それでは、Aランク以上の選手に絞り、より詳細な情報をまとめていきます。
藤田 琉生投手(東海大相模)
藤田選手は、中学時代に湘南ボーイズで全国制覇を果たした実力者です。高校入学後は2年間の苦難の時期を経験しましたが、その困難を乗り越え、3年生の春から揺るぎないエースの座を獲得しました。
その活躍により、チームを夏の甲子園大会に初出場させる原動力となりました。甲子園の舞台でも、7イニングで13人もの打者から三振を奪う素晴らしい投球を披露し、同世代最高の左投手としての実力を証明しました。
このような輝かしい実績から、2024年のプロ野球ドラフト会議では、複数の球団から1位指名を受ける可能性が極めて高いと言われています
今朝丸 裕喜投手(報徳学園)
報徳学園高校の今朝丸裕喜投手は、次世代を担う右腕として多くの球団から熱い視線を浴びています。188センチメートルの恵まれた体格を活かし、最速150キロメートルを超える豪速球を操る今朝丸投手。その圧倒的な投球は、スカウトたちの間で高く評価されています。
春の選抜高校野球大会(センバツ)では、素晴らしい投球内容を披露し、プロ野球界での将来性を強く印象づけました。その結果、ドラフト1位指名の有力候補として名前が挙がるようになりました。
野球ファンの皆様にとって、今年の夏の甲子園での今朝丸投手の活躍は、最も注目すべき点の一つとなっています。どのような投球を見せてくれるのか、期待が高まっています。
また、今朝丸投手は広島東洋カープの森下暢仁投手を目標としていると言います。プロ野球界でトップクラスの投手を目指す姿勢が、今後の成長をさらに後押しすることでしょう。
柴田 獅子(福岡大大濠)
福岡大学附属大濠高校の柴田獅子(しばた れお)選手をご紹介いたします。柴田選手は、投手と野手の両方で活躍する「二刀流」選手として、高校野球界で注目を集めています。
柴田選手の最大の魅力は、恵まれた体格を存分に活かした多彩な能力です。投手としては、最高で時速149キロメートルの速球を投げ込む力強さがあります。一方、打者としても高校通算19本塁打を記録するなど、パワフルな打撃を披露しています。
このように投打両面で活躍する選手は珍しく、プロ野球スカウトからも高い評価を得ています。特に野手としての将来性に期待が寄せられており、プロ入り後の活躍が楽しみな選手の一人です。
興味深いのは、柴田選手の名前の由来です。西武ライオンズのファンであるおじいさまが「獅子」という漢字を選び、「れお」と読む珍しい名前を付けられたそうです。この独特な名前も、柴田選手の個性の一つとして注目されています。
清水 大暉投手(前橋商業)
清水投手は、その恵まれた体格が特徴的です。192センチメートルという長身を活かした投球フォームから繰り出されるストレートは、高校野球界でも屈指の威力を誇ります。スカウトからは「一級品の直球」と評される程の実力の持ち主です。
彼の魅力は、豊富な試合経験にもあります。2年生の夏の大会では決勝戦に登板するなど、重要な場面で実績を積み重ねてきました。この経験は、プレッシャーの中でも力を発揮できる精神力の強さにつながっています。
特筆すべきは、清水投手の驚異的な奪三振能力です。打者を圧倒する力強い投球は、観客を魅了すると同時に、多くのプロ野球スカウトの注目を集めています。この能力は、プロの舞台でも十分に通用すると期待されています。
村上 泰斗投手(神戸弘陵)
村上投手の野球人生において、高校1年生の春に経験した大きな転機が、現在の輝かしい評価につながっています。この時期に投手へと転向した村上選手ですが、その決断が見事に実を結びました。
最も驚くべき点は、村上投手の驚異的な球速です。なんと最速152キロという、高校生としては脅威の速球を投げ込むことができるのです。この圧倒的な速球は、多くのバッターを翻弄し、観客を魅了しています。
さらに注目すべきは、村上投手の将来性です。現在はまだ体つきが細身であることから、今後の成長が大いに期待されています。体格が更に充実すれば、球速の向上や制球力の安定など、さらなる飛躍が見込まれるのです。
スカウトたちからは、「スケールが大きい」「将来性抜群」といった高評価の声が上がっています。右腕投手として、プロ野球界でも通用する素質を秘めていると言われているのです。
【2024年】ドラフト高卒野手ランク
ランク | 選手名 | 出身高校 |
---|---|---|
S | 石塚裕惺 | 花咲徳栄 |
S | 宇野真仁朗 | 早稲田実業 |
A | 椎木卿五 | 横浜 |
A | 箱山遥人 | 健大高崎 |
B | 正林輝大 | 神村学園 |
B | 森駿太 | 桐光学園 |
B | 森井翔太郎 | 桐朋 |
ランクに関しては、完全に独断と偏見となります。それでは、Aランク以上の選手に絞り、より詳細な情報をまとめていきます。
石塚 裕惺(花咲徳栄)
埼玉県の名門、花咲徳栄高等学校から、2024年のプロ野球ドラフト会議で最も注目を集める高校生打者が現れました。その主役が石塚裕惺(いしづか ゆうせい)選手です。
石塚選手の最大の魅力は、その圧倒的な打撃力にあります。高校通算26本塁打という輝かしい記録は、彼の打力の証明です。さらに、左右両方向へ鋭い打球を放つ能力は、プロ野球スカウトからも高く評価されています。
しかしながら、石塚選手にも課題はあります。県大会などの試合では、守備面で時折不安定な場面が見られました。特に、バウンドの合わないゴロに対して足が止まってしまい、後逸や落球につながるケースがありました。この点は、プロ入り後の重要な改善ポイントになるでしょう。
一方で、石塚選手のスローイング(送球)の安定性は非常に高く評価されています。正確で力強い送球は、プロレベルでも通用する「一級品」と言われています。
宇野 真仁朗(早稲田実業)
宇野選手の最大の魅力は、その類まれな長打力です。高校通算64本塁打という驚異的な記録は、彼の打撃センスの高さを如実に物語っています。このような打撃成績を持つ選手は「スラッガー」と呼ばれ、プロ野球界でも貴重な存在として評価されています。
特筆すべきは、宇野選手が木製バットを使用しても、その打撃力を十分に発揮できている点です。高校野球では一般的に金属バットを使用しますが、プロ野球で使用される木製バットでも力強い打球を放つ宇野選手の姿に、多くのスカウトが注目しています。
最近の活躍としては、甲子園での初戦、鳴門渦潮高校との試合が挙げられます。この試合で宇野選手は、第2打席に見事なタイムリーツーベースヒットを放ちました。満塁ホームランまであと一歩というところでしたが、この一打で宇野選手の実力が証明されたと言えるでしょう。
椎木 卿五(横浜)
捕手として卓越した能力を持つ椎木選手は、「超高校級」という言葉がふさわしい実力の持ち主です。
椎木選手の魅力は、攻守にわたる総合的な能力の高さにあります。打撃面では、高校通算16本塁打を記録する長打力を持ち合わせています。この打撃力は、プロ野球スカウトからも高く評価されているポイントです。
さらに注目すべきは、椎木選手の守備能力です。捕手として最も重要な能力の一つである送球の速さは、2塁への送球時間が1.9秒という驚異的な記録を持っています。これは高校生としては最高レベルの数字であり、プロでも通用する実力と言えるでしょう。
椎木選手の実力を象徴する出来事として、神奈川県大会決勝での活躍が挙げられます。この試合で椎木選手は、野球界でも稀少な記録である「サイクルヒット」を達成しました。
サイクルヒット:1試合で単打、二塁打、三塁打、本塁打を全て放つ難しい記録
また。彼の父親は元西武ライオンズの選手、椎木匠(しいぎ たくみ)さんです。
箱山 遥人(健大高崎)
箱山選手は、同世代の選手の中で「ナンバーワン捕手」と評される、卓越した才能の持ち主です。
箱山選手の魅力は、攻守にわたる総合的な能力の高さにあります。打撃面では4番を任されるほどの長打力を持ち、守備では強肩を活かした正確な送球が特徴です。このバランスの取れた能力は、プロ野球スカウトからも高く評価されています。
箱山選手の実力を象徴する出来事として、春の選抜高校野球大会(センバツ)での活躍が挙げられます。主将として팀を率い、見事に優勝を果たしました。4番打者としてチームを引っ張る姿は、多くの野球ファンの心に強く印象づけられました。
さらに注目すべきは、箱山選手の潜在能力の高さです。代表合宿では、プロ野球でも使用される木製バットでホームランを放つなど、将来性の高さを証明しました。また、捕手として重要な2塁への送球時間は2秒を切るという驚異的な記録を持っています。これは、プロレベルでも通用する素晴らしい数字です。
箱山選手の才能は、プロ野球界からも高く評価されています。あるプロ野球スカウトは、箱山選手を「ヤクルトスワローズの中村悠平選手タイプ」と評しました。
【2024年高卒編】プロ野球ドラフト目玉選手まとめ
高卒投手
- 藤田琉生
- 今朝丸裕喜
- 柴田獅子
- 清水大暉
- 村上泰斗
- 山口廉王
- 田中稜真
- 小船翼
- 有馬惠叶
- 高尾響
高卒野手
- 石塚裕惺
- 宇野真仁朗
- 椎木卿五
- 箱山遥人
- 正林輝大
- 森駿太
- 森井翔太郎
高卒のドラフト候補として、上記選手を紹介しました。プロ志望届は約300名近くが提出します。
過去、このようにドラフトの目玉選手としては注目されずとも、プロの舞台で大活躍する選手は多いです。今年はどんな未来のスターが指名されるのか、いまから楽しみです。