青森県は、甲子園で一世を風靡した太田幸司をはじめ、長内孝、細川亨、外崎修汰など、各時代のプロ野球界で活躍する選手を輩出してきました。
近年も種市篤暉、木浪聖也、蝦名達夫、松山晋也など、青森県生まれの選手が各球団で存在感を示しています。
本記事では、青森県生まれの主なプロ野球選手と、最新の現役選手を球団別に紹介します。出身地は原則として出生地を基準とし、青森県内の高校や大学に在籍しただけの選手は含めていません。
青森県出身の主なプロ野球選手
タイトル、主要表彰、通算記録、国際大会での実績などをもとに、青森県出身の代表的な選手を紹介します。
外崎修汰

青森県弘前市出身の内野手で、埼玉西武ライオンズの主力として長く活躍しています。
パンチ力のある打撃、積極的な走塁、複数ポジションを守れる対応力が持ち味です。2018年と2019年のリーグ優勝に貢献し、二塁手としてゴールデングラブ賞も受賞しました。
日本代表として2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップ、2019年のWBSCプレミア12にも出場。プレミア12では日本の世界一に貢献しています。
種市篤暉

青森県三沢市出身の右腕で、千葉ロッテマリーンズの先発ローテーションを支える投手です。
150km/hを超える直球とフォークを武器に三振を奪い、2019年に8勝、2023年には自身初の二桁となる10勝を記録しました。
右肘のトミー・ジョン手術から復活し、再び先発陣の中心へ成長。2026年にはWBC日本代表として登板し、国際舞台でも高い奪三振能力を発揮しました。
木浪聖也

青森県青森市出身の内野手で、阪神タイガースの二遊間を支える選手です。
安定した捕球とスローイング、状況に応じた打撃を武器に、2023年は遊撃手として阪神のリーグ優勝と日本一に貢献しました。
同年には遊撃手部門でベストナインとゴールデングラブ賞を受賞。守備力だけでなく、下位打線から得点機を作る勝負強さも評価されています。
蝦名達夫

青森県青森市出身の外野手で、横浜DeNAベイスターズに所属しています。
長打力と選球眼を兼ね備えた右打者で、俊足を生かした走塁と広い守備範囲も魅力です。青森商業高校、青森大学を経て、2019年のドラフト6位でDeNAへ入団しました。
一軍での出場機会を着実に増やし、外野のレギュラーとして成長。2024年にはDeNAの日本一にも貢献しました。
松山晋也

青森県上北郡七戸町出身の右腕で、中日ドラゴンズの守護神を務めています。
育成ドラフト1位から支配下登録を勝ち取り、150km/hを超える直球とフォークを武器に救援陣の中心へ成長。2024年には43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手を受賞しました。
2025年は46セーブで最多セーブを獲得。セ・リーグのシーズン最多セーブ記録に並び、27イニング連続奪三振のセ・リーグ記録も樹立しました。
佐々木健
青森県つがる市出身の左腕で、埼玉西武ライオンズに所属しています。
最速150km/hを超える直球とスライダーを軸に、先発と中継ぎの両方を経験。NTT東日本を経て、2020年のドラフト2位で西武へ入団しました。
左打者への対応力を生かし、接戦時の中継ぎやイニングをまたぐ場面など、チーム事情に応じた幅広い役割を担っています。
福島蓮
青森県八戸市出身の長身右腕で、北海道日本ハムファイターズに所属しています。
身長190cmを超える体格から投げ下ろす、角度のある直球が魅力です。八戸西高校から育成ドラフト1位で入団し、2024年に支配下登録を勝ち取りました。
一軍では先発投手として経験を重ねており、将来のローテーション候補として期待されています。
太田幸司
青森県三沢市出身の右腕で、近鉄、巨人、阪神でプレーしました。
三沢高校時代の1969年夏の甲子園では、松山商業との決勝で延長18回引き分け再試合を戦い、「コーちゃん」の愛称で全国的な人気を集めました。
プロでは通算318試合に登板し、58勝85敗4セーブを記録。成績だけでなく、高校野球人気を全国へ広げたスター選手として球史に名を残しています。
長内孝
青森県青森市出身の内野手で、広島東洋カープと横浜大洋ホエールズ・横浜ベイスターズでプレーしました。
左打席からの長打力を武器に、広島では一塁手や代打として活躍。1985年には打率.288、19本塁打、57打点を記録しました。
通算成績は1,146試合出場、722安打、104本塁打、364打点。勝負所での一打が期待できる左の強打者として、広島の黄金期を支えました。
細川亨
青森県東津軽郡平内町出身の捕手で、西武、ソフトバンク、楽天、ロッテでプレーしました。
強肩と配球、投手陣をまとめる能力に優れた守備型捕手で、西武とソフトバンクの日本一に貢献。2008年と2011年に捕手部門のベストナインを受賞しました。
通算1,428試合に出場し、複数球団で正捕手や経験豊富な控え捕手として活躍。青森県出身捕手では屈指の実績を残しています。
【球団別】青森県出身の現役プロ野球選手一覧
最新のNPB登録情報をもとに、支配下登録されている青森県出身選手を球団別にまとめました。育成選手は支配下登録の状況が頻繁に変わるため、この一覧からは除外しています。
北海道日本ハムファイターズ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 福島蓮 | 投手 | 八戸市 |
福岡ソフトバンクホークス
最新の登録情報では、支配下登録されている青森県出身選手はいません。
埼玉西武ライオンズ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 外崎修汰 | 内野手 | 弘前市 |
| 佐々木健 | 投手 | つがる市 |
| 黒田将矢 | 投手 | むつ市 |
| 成田晴風 | 投手 | 南津軽郡大鰐町 |
西武には、主力内野手の外崎修汰をはじめ、佐々木健、黒田将矢、成田晴風と複数の青森県出身選手が在籍しています。
千葉ロッテマリーンズ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 種市篤暉 | 投手 | 三沢市 |
種市篤暉は先発ローテーションの中心として二桁勝利を挙げ、国際大会も経験している本格派右腕です。
オリックス・バファローズ
最新の登録情報では、支配下登録されている青森県出身選手はいません。
東北楽天ゴールデンイーグルス
最新の登録情報では、支配下登録されている青森県出身選手はいません。
読売ジャイアンツ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 中田歩夢 | 内野手 | 弘前市 |
阪神タイガース
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 木浪聖也 | 内野手 | 青森市 |
木浪聖也は遊撃手としてベストナインとゴールデングラブ賞を受賞し、阪神の日本一に貢献しています。
横浜DeNAベイスターズ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 蝦名達夫 | 外野手 | 青森市 |
広島東洋カープ
最新の登録情報では、支配下登録されている青森県出身選手はいません。
東京ヤクルトスワローズ
最新の登録情報では、支配下登録されている青森県出身選手はいません。
中日ドラゴンズ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 松山晋也 | 投手 | 上北郡七戸町 |
松山晋也は最優秀中継ぎと最多セーブを獲得し、中日の勝利を締める守護神として活躍しています。
青森県出身のプロ野球選手ベストナイン

通算成績、タイトル、主要表彰、守備位置のバランスなどをもとに、青森県出身の歴代ベストナインを選出しました。
| 守備位置 | 選手名 | 主な実績 |
|---|---|---|
| 投手 | 松山晋也 | 最優秀中継ぎと最多セーブを獲得。2025年にセ・リーグ記録に並ぶ46セーブ |
| 捕手 | 細川亨 | 通算1,428試合出場。ベストナイン2回、西武とソフトバンクで日本一に貢献 |
| 一塁手 | 長内孝 | 通算104本塁打。広島の一塁手や左の代打として黄金期を支えた強打者 |
| 二塁手 | 外崎修汰 | 西武のリーグ連覇に貢献。ゴールデングラブ賞とプレミア12優勝を経験 |
| 三塁手 | 八重沢憲一 | 東映・日拓・日本ハムで内野手としてプレーし、長年にわたり一軍で活躍 |
| 遊撃手 | 木浪聖也 | 2023年にベストナインとゴールデングラブ賞を受賞。阪神の日本一に貢献 |
| 外野手 | 工藤隆人 | 通算635試合出場。俊足と守備力を武器に日本ハム、巨人、ロッテ、中日でプレー |
| 外野手 | 蝦名達夫 | 長打力、選球眼、走力を兼ね備え、DeNAの外野手として活躍 |
| 外野手 | 柿崎幸男 | 三沢市出身の外野手として日本ハムでプレー |
投手は主要タイトルを獲得した松山晋也、捕手は複数球団で日本一を経験した細川亨を選出しました。
内野では、長打力のある長内孝、攻守走を兼ね備えた外崎修汰、阪神の日本一に貢献した木浪聖也が中心です。
なお、本ベストナインは通算成績や受賞歴などを参考に、BASEBALL JOURNAL編集部による独自の基準で選出しています。
まとめ
青森県出身のプロ野球選手では、高校野球史に残る人気を集めた太田幸司、通算1,428試合に出場した細川亨、広島の強打者として活躍した長内孝などが歴代を代表する存在です。
現役では、西武の外崎修汰、ロッテの種市篤暉、阪神の木浪聖也、DeNAの蝦名達夫、中日の松山晋也が主力として活躍しています。
特に松山晋也は、最優秀中継ぎと最多セーブを獲得。育成ドラフト出身から球界を代表する救援投手へ成長し、青森県出身選手として屈指の実績を残しています。
また、福島蓮、黒田将矢、成田晴風、中田歩夢など、今後の飛躍が期待される若手も増えています。青森県出身選手の系譜は、今後さらに充実していくでしょう。
なお、所属球団や支配下・育成の区分はシーズン中にも変更されます。本記事はNPB選手一覧およびNPB公示をもとに、最新情報へ更新しています。掲載を希望する選手や出身地に関する情報がございましたら、お問い合わせフォームからお知らせください。


