本記事では、群馬県で生まれ、プロ野球の舞台で確かな足跡を残した選手を紹介します。
投手・野手のバランスや活躍した時代を踏まえ、タイトル、主要表彰、通算記録、国際大会での実績などを基準に選出しました。
出身地は原則として選手名鑑などで公表されている市町村を基準とし、現役選手の所属球団や登録状況は最新情報を反映しています。
群馬県出身の主なプロ野球選手
群馬県出身で、NPBの歴史に残る実績を挙げた選手や、現在もプロ野球で活躍する選手をまとめました。
渡辺 久信

群馬県桐生市出身の右腕で、西武ライオンズの黄金時代を支えたエースです。
NPBでは通算125勝、27セーブを記録。最多勝を3回、最高勝率を1回獲得し、ベストナインとゴールデングラブ賞にも選ばれました。
引退後は西武の監督に就任し、2008年にリーグ優勝と日本一を達成。その後は編成部門やゼネラルマネジャーも務め、現場と球団運営の両面で西武を支えました。
毒島 章一

群馬県桐生市出身の外野手で、東映フライヤーズ一筋で18年間プレーしました。
俊足と巧打を武器に通算1,977安打を記録。通算106三塁打はNPB歴代2位で、900打席連続無併殺打というパ・リーグ記録も残しています。
1962年には東映のリーグ優勝と日本一に貢献。サイクル安打も達成するなど、走攻守でチームを支えた球史に残る外野手です。
永井 怜

群馬県高崎市出身の右腕で、楽天の先発ローテーションを支えました。
伸びのある直球と縦に割れるカーブ、フォークを組み合わせ、2009年には13勝を記録。球団初のクライマックスシリーズ進出に大きく貢献しました。
2013年にも先発の一員として登板し、楽天の球団初となるリーグ優勝と日本一を経験。楽天投手陣の基盤を築いた右腕の一人です。
安達 了一

群馬県高崎市出身の内野手で、オリックスの遊撃手として長年活躍しました。
広い守備範囲と正確な送球、俊足を生かした走塁が持ち味です。難病の潰瘍性大腸炎を抱えながら一軍へ復帰し、長く内野陣を支えました。
オリックスのリーグ3連覇と2022年の日本一にも貢献し、2024年限りで現役を引退。引退後はオリックスの指導者として後進育成に携わっています。
周東 佑京

群馬県太田市出身の内外野手で、ソフトバンクと侍ジャパンで活躍する球界屈指のスピードスターです。
2020年に50盗塁を記録し、育成ドラフト出身選手として初めて盗塁王を獲得。2023年と2024年にも盗塁王に輝き、複数回のタイトルを獲得しています。
2023年のWBCでは準決勝のメキシコ戦で代走として出場し、村上宗隆の打球で一塁から一気に生還。日本のサヨナラ勝利と世界一を象徴する走塁として記憶されています。
髙橋 光成

群馬県利根郡昭和村出身の右腕で、前橋育英高校からドラフト1位で西武に入団しました。
角度のある直球とフォーク、カットボールを武器に先発ローテーションへ定着。複数回の開幕投手を務め、3年連続で二桁勝利を記録した実績があります。
長いイニングを投げられるスタミナと奪三振能力を備え、西武のエースとして先発陣をけん引しています。
中 利夫
群馬県前橋市出身の外野手で、中日一筋で18年間プレーした俊足巧打のリードオフマンです。
通算1,820安打、347盗塁を記録。1960年には盗塁王、1967年には打率.343で首位打者を獲得しました。
確実性の高い打撃と優れた外野守備で長くレギュラーを務め、引退後は中日の監督や広島のコーチとしても球界に貢献しました。
佐野 仙好
群馬県高崎市出身の内外野手で、阪神一筋でプレーしました。
通算1,430安打、144本塁打を記録した勝負強い右打者で、1981年には最多勝利打点のタイトルを獲得しています。
1985年には主力選手として阪神のリーグ優勝と球団初の日本一に貢献。三塁手と左翼手をこなした、阪神の歴史に残る選手です。
岡島 豪郎
群馬県邑楽郡板倉町出身の外野手で、楽天一筋で14年間プレーしました。
捕手として入団した後に外野手へ転向し、2013年には主に1番打者として楽天の球団初となるリーグ優勝と日本一に貢献しました。
通算1,000試合以上に出場し、外野守備や代打でもチームを支えました。2025年限りで現役を引退しています。
柘植 世那
群馬県高崎市出身の捕手で、Honda鈴鹿から西武に入団しました。
安定した捕球と強肩、投手とのコミュニケーション能力を武器に、一軍で先発マスクを任されています。
バントなどの小技にも対応し、正捕手争いを続けながら西武投手陣を支える存在です。
丸山 和郁
群馬県高崎市出身の外野手で、明治大学からドラフト2位でヤクルトに入団しました。
俊足と広い守備範囲を生かした外野守備が持ち味で、代走や守備固め、スタメンと幅広い役割を担っています。
左打席からのコンタクト能力も高く、上位打線を任される機会を増やしている外野手です。
井上 温大
群馬県前橋市出身の左腕で、前橋商業高校から巨人に入団しました。
しなやかな腕の振りから投じる直球とスライダー、チェンジアップを武器に、先発と救援の両方で登板しています。
2024年のWBSCプレミア12では野球日本代表に選出され、国際大会も経験。巨人の先発ローテーションを担う左腕として成長を続けています。
小川 龍成
群馬県館林市出身の内野手で、國學院大学、ENEOSを経て千葉ロッテに入団しました。
俊足と堅実な内野守備を備え、二塁、遊撃、三塁を守れるユーティリティです。バントや進塁打など、状況に応じた打撃でもチームに貢献しています。
内野のレギュラー争いに加わり、攻守で出場機会を広げている選手です。
【球団別】群馬県出身の現役プロ野球選手一覧
群馬県出身の現役選手を、最新の支配下登録と所属球団を基準にまとめました。
北海道日本ハムファイターズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 清水 大暉 | 投手 | 現役 | 渋川市 |
福岡ソフトバンクホークス
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 周東 佑京 | 内外野手 | 現役 | 太田市 |
埼玉西武ライオンズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 髙橋 光成 | 投手 | 現役 | 利根郡昭和村 |
| 蛭間 拓哉 | 外野手 | 現役 | 桐生市 |
| 柘植 世那 | 捕手 | 現役 | 高崎市 |
千葉ロッテマリーンズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 小川 龍成 | 内野手 | 現役 | 館林市 |
オリックス・バファローズ
最新の支配下登録では、群馬県出身選手は確認できませんでした。
東北楽天ゴールデンイーグルス
岡島豪郎が2025年限りで現役を引退したため、最新の支配下登録では群馬県出身選手は確認できませんでした。
読売ジャイアンツ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 湯浅 大 | 内野手 | 現役 | 富岡市 |
| 井上 温大 | 投手 | 現役 | 前橋市 |
阪神タイガース
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 長坂 拳弥 | 捕手 | 現役 | 富岡市 |
横浜DeNAベイスターズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 篠木 健太郎 | 投手 | 現役 | 明和町 |
広島東洋カープ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 清水 叶人 | 捕手 | 現役 | 藤岡市 |
東京ヤクルトスワローズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 丸山 和郁 | 外野手 | 現役 | 高崎市 |
| 伊藤 琉偉 | 内野手 | 現役 | 高崎市 |
中日ドラゴンズ
最新の支配下登録では、群馬県出身選手は確認できませんでした。
群馬県出身のプロ野球選手ベストナイン

通算成績、獲得タイトル、主要表彰、守備実績、チームへの貢献度などを総合的に評価し、群馬県出身選手のベストナインを選出しました。
| 守備位置 | 選手名 | 主な実績・選出理由 |
|---|---|---|
| 投手 | 渡辺 久信 | 通算125勝、最多勝3回。西武黄金期のエースとして複数回の日本一に貢献しました。 |
| 捕手 | 柘植 世那 | 西武で先発マスクを任され、強肩と安定した捕球で投手陣を支える捕手です。 |
| 一塁手 | 細谷 圭 | ロッテで内外野を守り、右の代打やユーティリティとして長く一軍でプレーしました。 |
| 二塁手 | 周東 佑京 | 盗塁王を複数回獲得し、WBC優勝にも貢献した球界屈指のスピードスターです。 |
| 三塁手 | 佐野 仙好 | 通算1,430安打、144本塁打を記録し、1985年の阪神日本一に貢献しました。 |
| 遊撃手 | 安達 了一 | 広い守備範囲と正確な送球で、オリックスのリーグ3連覇と日本一を支えました。 |
| 外野手 | 中 利夫 | 通算1,820安打、347盗塁を記録し、首位打者と盗塁王を獲得しました。 |
| 外野手 | 毒島 章一 | 通算1,977安打、歴代2位の106三塁打を記録した東映の名外野手です。 |
| 外野手 | 岡島 豪郎 | 楽天一筋で1,000試合以上に出場し、2013年の球団初日本一に貢献しました。 |
※ベストナインは公式表彰ではなく、守備位置、通算成績、タイトル、主要表彰、チームへの貢献度をもとにした本記事独自の選出です。
まとめ
| 氏名 | 主な功績 |
|---|---|
| 渡辺 久信 | 通算125勝、最多勝3回を記録し、監督としても西武を日本一へ導いた右腕です。 |
| 毒島 章一 | 通算1,977安打と歴代2位の106三塁打を記録した東映の名外野手です。 |
| 永井 怜 | 2009年に13勝を挙げ、楽天の初となるクライマックスシリーズ進出に貢献した右腕です。 |
| 安達 了一 | オリックスの内野を長年支え、リーグ3連覇と日本一に貢献した遊撃手です。 |
| 周東 佑京 | 盗塁王を複数回獲得し、2023年WBCの世界一にも貢献したスピードスターです。 |
| 髙橋 光成 | 複数回の開幕投手を務め、西武の先発ローテーションをけん引する右腕です。 |
| 中 利夫 | 中日一筋で通算1,820安打、347盗塁を記録した俊足巧打の外野手です。 |
| 佐野 仙好 | 通算1,430安打を記録し、1985年の阪神日本一に貢献した勝負強い打者です。 |
| 岡島 豪郎 | 楽天一筋で14年間プレーし、2013年の球団初日本一を支えた外野手です。 |
| 柘植 世那 | 強肩と安定した捕球を武器に、西武投手陣を支える捕手です。 |
| 丸山 和郁 | 俊足と広い守備範囲を生かし、ヤクルトで出場機会を広げている外野手です。 |
| 井上 温大 | 巨人の先発・救援で経験を重ね、日本代表にも選出された左腕です。 |
群馬県からは、渡辺久信をはじめ、永井怜、髙橋光成、井上温大など、先発投手として実績を残した選手が数多く誕生しています。
野手では毒島章一、中利夫、佐野仙好、安達了一など、走攻守の総合力や守備力に優れた選手が目立ちます。現役では周東佑京の圧倒的な走力が国際大会でも高く評価されています。
県内には前橋育英高校、健大高崎高校、桐生第一高校、前橋商業高校、前橋工業高校などの強豪校があり、今後も新たな群馬県出身選手の誕生が期待されます。
※所属球団、現役・OBの区分、支配下・育成の登録状況は最新情報をもとに掲載しています。


