本記事では、栃木県で生まれ、プロ野球の舞台で確かな足跡を残した選手を紹介します。
投手・野手のバランスや活躍した時代を踏まえ、タイトル、主要表彰、通算記録、国際大会での実績などを基準に選出しました。
出身地は原則として選手名鑑などで公表されている市町村を基準とし、現役選手の所属球団や登録状況は最新情報を反映しています。
栃木県出身の主なプロ野球選手
栃木県出身で、NPBやMLBにおいて実績を残した代表的な選手をまとめました。
石井 琢朗

栃木県佐野市出身の内野手で、横浜のリードオフマンとして長く活躍しました。
投手としてプロ入りした後に野手へ転向し、通算2,432安打、358盗塁を記録。盗塁王を4回、最多安打を2回、ベストナインを5回、ゴールデングラブ賞を4回受賞しています。
1998年には遊撃手兼1番打者として横浜のリーグ優勝と日本一に貢献。広島移籍後に通算2,000安打を達成し、引退後は複数球団で打撃指導や若手育成に携わっています。
小関 竜也

栃木県佐野市出身の外野手で、西武を中心に巨人、横浜でもプレーしました。
俊足巧打と堅実な外野守備を武器に西武の上位打線へ定着し、1998年には新人王を受賞。2002年にはパ・リーグ最多の43犠打を記録し、ゴールデングラブ賞にも選ばれました。
打順や役割に応じた打撃と走塁でチームを支え、引退後は巨人などでコーチを務めています。
岡田 幸文

栃木県塩谷郡高根沢町出身の外野手で、育成ドラフトから千葉ロッテの主力へ成長しました。
圧倒的な守備範囲と俊足を生かし、2011年と2012年にゴールデングラブ賞を受賞。外野からの好返球やダイビングキャッチで数多くの失点を防ぎました。
2010年の日本シリーズでは日本一を決める決勝打を記録。育成出身選手の可能性を広げた、ロッテを代表する守備型外野手です。
飯原 誉士

栃木県小山市出身の外野手で、ヤクルトを中心にプレーしました。
外野だけでなく三塁も守れるユーティリティで、パンチ力と俊足を兼ね備えていました。2008年には自己最多の157安打、9本塁打、28盗塁を記録しています。
2015年のクライマックスシリーズでも勝負強い打撃を見せ、ヤクルトの日本シリーズ進出に貢献しました。
今井 達也

栃木県鹿沼市出身の右腕で、作新学院高校から西武に入団し、現在はヒューストン・アストロズでプレーしています。
2024年に187奪三振でパ・リーグ最多奪三振を獲得。2025年には防御率1点台を記録し、西武のエースとして高い奪三振能力を発揮しました。
ポスティングシステムを利用して2026年にアストロズへ移籍。MLBでも150キロ台後半の直球と鋭いスライダーを武器に先発登板を重ねています。
澤村 拓一

栃木県栃木市出身の右腕で、巨人、千葉ロッテ、ボストン・レッドソックスでプレーしました。
巨人では入団1年目の2011年に11勝を挙げてセ・リーグ新人王を受賞。救援転向後の2016年には37セーブで最多セーブ投手に輝きました。
MLBでも救援投手として登板し、日米通算500試合以上のマウンドを経験。ロッテ復帰後もブルペンを支え、2025年シーズンを最後に現役を引退しました。
真中 満
栃木県大田原市出身の外野手で、ヤクルト一筋で16年間プレーしました。
俊足巧打の外野手として通算1,122安打を記録。1999年には打率.308、7本塁打、8盗塁を残し、外野手部門のベストナインを受賞しました。
引退後はヤクルトの監督を務め、就任1年目の2015年にチームを14年ぶりのリーグ優勝へ導いています。
渡辺 俊介
栃木県下都賀郡都賀町、現在の栃木市出身の右腕で、千葉ロッテを中心に活躍したアンダースロー投手です。
地面すれすれから投じる独特のフォームを武器に、NPB通算87勝を記録。2005年には15勝を挙げ、ロッテのリーグ優勝と日本一に貢献しました。
2006年と2009年のWBC日本代表にも選出され、異なる軌道のボールを投げ込む投手として国際大会でも力を発揮しました。
田嶋 大樹
栃木県宇都宮市出身の左腕で、JR東日本からドラフト1位でオリックスに入団しました。
キレのある直球とスライダー、チェンジアップを組み合わせ、先発ローテーションを長年支えています。
オリックスのリーグ3連覇と2022年の日本一に貢献。試合を大きく崩さない安定したゲームメイクが持ち味です。
入江 大生
栃木県日光市出身の右腕で、作新学院高校、明治大学を経てドラフト1位でDeNAに入団しました。
150キロ台の直球と鋭いフォークを武器に、主に救援投手として登板。セットアッパーや回またぎなど、ブルペンの幅広い役割を担っています。
故障からの復帰も経験しながら、DeNAの勝ちパターンを担えるパワーリリーバーとして成長を続けています。
弓削 隼人
栃木県佐野市出身の長身左腕で、SUBARUから楽天に入団しました。
身長193センチの体格から投げ下ろす直球とチェンジアップを武器に、先発と中継ぎの両方で登板しました。
2025年に楽天から戦力外通告を受け、同年限りで現役を引退。引退後はアマチュア選手の発掘に携わっています。
石井 一成
栃木県那須郡小川町、現在の那珂川町出身の内野手で、日本ハムからFAで西武へ移籍しました。
二塁と遊撃を中心に、広い守備範囲と正確なスローイングを披露。日本ハムでは内野の主力として長くプレーしました。
2026年から西武に加入し、二遊間のレギュラー候補として競争を続けています。
星 知弥
栃木県那須郡那珂川町出身の右腕で、明治大学からドラフト2位でヤクルトに入団しました。
150キロを超える直球を武器に、先発と救援の両方を経験。救援転向後はセットアッパーとして登板数とホールドを積み重ねています。
力強い速球で空振りを奪える投手として、ヤクルトのブルペンを支えています。
【球団別】栃木県出身の現役プロ野球選手一覧
栃木県出身の現役選手を、最新の支配下登録と所属球団を基準にまとめました。MLBでプレーする今井達也は、NPBの球団別一覧とは別に紹介しています。
北海道日本ハムファイターズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 大塚 瑠晏 | 内野手 | 現役 | 栃木市 |
福岡ソフトバンクホークス
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 大山 凌 | 投手 | 現役 | 下野市 |
埼玉西武ライオンズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 石井 一成 | 内野手 | 現役 | 那珂川町 |
| 仲三 優太 | 外野手 | 現役 | 栃木市 |
千葉ロッテマリーンズ
澤村拓一が2025年シーズンを最後に引退したため、最新の支配下登録では栃木県出身選手は確認できませんでした。
オリックス・バファローズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 田嶋 大樹 | 投手 | 現役 | 宇都宮市 |
東北楽天ゴールデンイーグルス
弓削隼人が2025年限りで現役を引退したため、最新の支配下登録では栃木県出身選手は確認できませんでした。
那須郡出身の中沢匠磨が育成選手として所属し、支配下登録を目指しています。
読売ジャイアンツ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 北浦 竜次 | 投手 | 現役 | 那須塩原市 |
真岡市出身の石田隼都が育成選手として所属しています。
阪神タイガース
最新の支配下登録では、栃木県出身選手は確認できませんでした。
横浜DeNAベイスターズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 入江 大生 | 投手 | 現役 | 日光市 |
| 益子 京右 | 捕手 | 現役 | 宇都宮市 |
広島東洋カープ
最新の支配下登録では、栃木県出身選手は確認できませんでした。
東京ヤクルトスワローズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 星 知弥 | 投手 | 現役 | 那珂川町 |
| 石井 巧 | 内野手 | 現役 | 那珂川町 |
中日ドラゴンズ
最新の支配下登録では、栃木県出身選手は確認できませんでした。
栃木県出身のプロ野球選手ベストナイン

通算成績、獲得タイトル、主要表彰、守備実績、国際大会での活躍、チームへの貢献度などを総合的に評価し、栃木県出身選手のベストナインを選出しました。
| 守備位置 | 選手名 | 主な実績・選出理由 |
|---|---|---|
| 投手 | 今井 達也 | NPBで最多奪三振を獲得し、アストロズへ移籍してMLBでも先発する本格派右腕です。 |
| 捕手 | 益子 京右 | 強肩と捕球技術を武器に、DeNAで一軍出場を経験している栃木県出身捕手です。 |
| 一塁手 | 石井 一成 | 日本ハムと西武で二遊間を中心に守り、長年一軍でプレーする内野手です。 |
| 二塁手 | 飯塚 佳寛 | ロッテと大洋で二塁手としてプレーし、俊足と堅実な守備でチームを支えました。 |
| 三塁手 | 飯原 誉士 | ヤクルトで三塁と外野を守り、パンチ力と俊足を生かして通算1,000試合以上に出場しました。 |
| 遊撃手 | 石井 琢朗 | 通算2,432安打、358盗塁。盗塁王4回、ベストナイン5回の名遊撃手です。 |
| 外野手 | 真中 満 | ヤクルト一筋で通算1,122安打を記録し、外野手部門のベストナインを受賞しました。 |
| 外野手 | 小関 竜也 | 新人王とゴールデングラブ賞を獲得し、西武の上位打線を支えた外野手です。 |
| 外野手 | 岡田 幸文 | ゴールデングラブ賞を2回受賞し、広い守備範囲でロッテの日本一に貢献しました。 |
※ベストナインは公式表彰ではなく、守備位置、通算成績、タイトル、主要表彰、チームへの貢献度をもとにした本記事独自の選出です。
まとめ
| 氏名 | 主な功績 |
|---|---|
| 石井 琢朗 | 通算2,432安打と358盗塁を記録し、横浜の日本一を支えた名遊撃手です。 |
| 小関 竜也 | 西武で新人王とゴールデングラブ賞を受賞した俊足巧打の外野手です。 |
| 岡田 幸文 | ゴールデングラブ賞を2回受賞し、育成から日本一に貢献した外野手です。 |
| 飯原 誉士 | ヤクルトで外野と三塁を守り、勝負強い打撃と俊足で貢献した選手です。 |
| 今井 達也 | 西武で最多奪三振を獲得し、アストロズへ移籍した本格派右腕です。 |
| 澤村 拓一 | 新人王と最多セーブを獲得し、MLBでも救援登板を重ねたパワーピッチャーです。 |
| 真中 満 | ヤクルトで通算1,122安打を記録し、監督としてもリーグ優勝を達成しました。 |
| 渡辺 俊介 | 通算87勝を挙げ、ロッテの日本一とWBC連覇に貢献したアンダースローです。 |
| 田嶋 大樹 | オリックスの先発としてリーグ3連覇と日本一に貢献した左腕です。 |
| 入江 大生 | 150キロ台の直球を武器に、DeNAの救援陣を支える右腕です。 |
| 弓削 隼人 | 楽天で先発と救援を務め、2025年限りで現役を引退した長身左腕です。 |
| 石井 一成 | 日本ハムから西武へ移籍し、堅実な二遊間守備を見せる内野手です。 |
栃木県からは、石井琢朗をはじめ、真中満、小関竜也、岡田幸文など、走攻守に優れた野手が数多く誕生しています。
投手では渡辺俊介、澤村拓一、田嶋大樹、入江大生らが実績を残し、今井達也はNPBからMLBへ活躍の場を広げました。
県内には作新学院高校、佐野日本大学高校、文星芸術大学附属高校、白鷗大学足利高校などの強豪校があり、今後も新たな栃木県出身選手の誕生が期待されます。
※所属球団、現役・OBの区分、支配下・育成の登録状況は最新情報をもとに掲載しています。


