岩手県は、大谷翔平、菊池雄星、佐々木朗希という3人のメジャーリーガーをはじめ、銀次、畠山和洋、阿部寿樹など、プロ野球界で活躍する選手を数多く輩出しています。
本記事では、岩手県生まれの主なプロ野球選手と、最新の現役選手を球団別に紹介します。出身地は原則として出生地を基準とし、岩手県内の高校や大学に在籍しただけの選手は含めていません。
岩手県出身の主なプロ野球選手
タイトル、主要表彰、通算記録、国際大会での実績などをもとに、岩手県出身の代表的な選手を紹介します。
大谷翔平

岩手県奥州市出身の二刀流選手で、日本ハム、エンゼルスを経て、ロサンゼルス・ドジャースに所属しています。
日本ハム時代は投手と打者の両方で活躍し、2016年にパ・リーグMVPを受賞。MLB移籍後も二刀流を継続し、2021年、2023年、2024年、2025年に満票でMVPを受賞しました。
2023年のWBCでは投打にわたって日本代表を牽引し、大会MVPを獲得。2024年にはMLB史上初のシーズン50本塁打・50盗塁を達成し、ドジャースのワールドシリーズ制覇にも貢献しました。
2025年は自己最多の55本塁打を記録し、投手としても復帰。4度のMVPは歴代単独2位の受賞回数であり、岩手県だけでなく日本野球界を代表する存在です。
菊池雄星

岩手県盛岡市出身の左腕で、花巻東高校から西武へ入団し、その後はMLBへ活躍の場を移しました。
西武時代の2017年には16勝、防御率1.97を記録し、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得。ベストナインとゴールデングラブ賞にも選ばれました。
2019年にマリナーズへ移籍して以降、ブルージェイズ、アストロズ、エンゼルスでプレー。力強い直球とスライダーを武器に、MLBでも先発ローテーションを担っています。
佐々木朗希

岩手県陸前高田市出身の右腕で、大船渡高校から千葉ロッテへ入団し、その後ロサンゼルス・ドジャースへ移籍しました。
2022年4月10日のオリックス戦で、NPB史上最年少となる20歳5カ月で完全試合を達成。同試合では13者連続奪三振と1試合19奪三振も記録しました。
2023年のWBCでは日本代表として世界一に貢献。2025年からドジャースでプレーし、MLB移籍1年目にワールドシリーズ制覇を経験しました。
銀次(赤見内銀次)

岩手県下閉伊郡普代村出身の内野手で、楽天一筋でプレーしました。
巧みなバットコントロールを武器に、2014年には打率.327を記録してベストナインを受賞。2013年は主力打者として、楽天初のリーグ優勝と日本一に貢献しました。
NPB通算成績は1,239試合出場、1,239安打、打率.290。現役引退後も楽天のアンバサダーなどを務め、東北の野球振興に取り組んでいます。
阿部寿樹

岩手県一関市出身の内野手で、中日と楽天でプレーした後、再び中日に復帰しています。
二塁、三塁、遊撃、外野を守れるユーティリティー性と、右方向への長打を打てる勝負強さが持ち味です。
社会人野球のHondaを経てプロ入りし、中日では2019年からレギュラーに定着。楽天移籍後も中軸や代打として起用され、東北のファンから親しまれました。
畠山和洋
岩手県花巻市出身の内野手で、ヤクルト一筋でプレーしました。
豪快なスイングと勝負強い打撃を武器に、2015年は26本塁打、105打点を記録して打点王を獲得。ベストナインにも選出され、ヤクルトのリーグ優勝を支えました。
NPB通算成績は1,106試合出場、936安打、128本塁打、567打点。現役引退後はヤクルトのコーチとして後進の育成に携わっています。
欠端光則
岩手県二戸市出身の右腕で、ロッテと横浜大洋・横浜でプレーしました。
先発と中継ぎの両方をこなし、1988年には11勝を挙げて先発ローテーションを支えました。
NPB通算351試合に登板し、57勝71敗4セーブ、防御率4.36を記録。岩手県北部からプロ入りし、長期間一軍で投げ続けた右腕です。
堀田賢慎
岩手県花巻市出身の右腕で、読売ジャイアンツに所属しています。
青森山田高校から2019年のドラフト1位で巨人へ入団。入団後に右肘のトミー・ジョン手術を受け、一度は育成契約となりましたが、リハビリを経て支配下復帰を果たしました。
150km/hを超える直球を武器に、先発と救援の両方を経験。将来の先発ローテーション候補として期待されています。
西舘勇陽
岩手県二戸郡一戸町出身の右腕で、読売ジャイアンツに所属しています。
花巻東高校、中央大学を経て、2023年のドラフト1位で巨人へ入団。力強い直球と鋭い変化球を武器に、プロ1年目から一軍で登板しました。
救援で経験を積んだ後は先発にも挑戦しており、巨人の次世代ローテーション候補として成長が期待されています。
齋藤響介
岩手県滝沢市出身の右腕で、オリックス・バファローズに所属しています。
盛岡中央高校から2022年のドラフト3位で入団。キレのある直球とカーブ、スライダー、フォークなどの変化球を組み合わせる本格派です。
10代で一軍登板を経験し、地元・岩手県で開催された公式戦でも先発。将来の先発ローテーション入りが期待される若手投手です。
【球団別】岩手県出身の現役プロ野球選手一覧
最新の登録情報をもとに、岩手県出身の現役選手を所属球団別にまとめました。NPBについては支配下登録選手を掲載し、育成選手は除外しています。
ロサンゼルス・ドジャース
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 大谷翔平 | 投手・指名打者 | 奥州市 |
| 佐々木朗希 | 投手 | 陸前高田市 |
大谷翔平と佐々木朗希は、ドジャースでチームメートとしてプレーしています。大谷は二刀流、佐々木は先発投手として世界最高峰の舞台に挑んでいます。
ロサンゼルス・エンゼルス
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 菊池雄星 | 投手 | 盛岡市 |
菊池雄星は先発左腕としてMLBで登板を重ねています。
北海道日本ハムファイターズ
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
福岡ソフトバンクホークス
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
埼玉西武ライオンズ
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
千葉ロッテマリーンズ
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
オリックス・バファローズ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 齋藤響介 | 投手 | 滝沢市 |
東北楽天ゴールデンイーグルス
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
読売ジャイアンツ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 西舘勇陽 | 投手 | 二戸郡一戸町 |
| 堀田賢慎 | 投手 | 花巻市 |
巨人には、いずれもドラフト1位で入団した西舘勇陽と堀田賢慎が在籍しています。
阪神タイガース
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
横浜DeNAベイスターズ
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
広島東洋カープ
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
東京ヤクルトスワローズ
最新の登録情報では、支配下登録されている岩手県出身選手はいません。
中日ドラゴンズ
| 選手名 | ポジション | 出身地 |
|---|---|---|
| 阿部寿樹 | 内野手 | 一関市 |
阿部寿樹は中日から楽天へ移籍した後、中日に復帰。複数ポジションを守れる内野手として起用されています。
岩手県出身のプロ野球選手ベストナイン

通算成績、タイトル、主要表彰、守備位置のバランスなどをもとに、岩手県出身の歴代ベストナインを選出しました。
| 守備位置 | 選手名 | 主な実績 |
|---|---|---|
| 投手 | 大谷翔平 | NPBとMLBで二刀流を確立。MLBでMVPを4回、2023年WBCで大会MVPを受賞 |
| 捕手 | 猪久保吾一 | ロッテで控え捕手としてプレーし、NPB通算118試合に出場 |
| 一塁手 | 畠山和洋 | 通算128本塁打。2015年に105打点で打点王を獲得し、ヤクルトの優勝に貢献 |
| 二塁手 | 白坂長栄 | 大阪・阪神で内野手として長く活躍し、通算1,116試合に出場 |
| 三塁手 | 銀次 | 通算1,239安打、打率.290。ベストナインを受賞し、楽天の日本一に貢献 |
| 遊撃手 | 阿部寿樹 | 中日と楽天で二遊間や三塁、外野を守り、勝負強い打撃でも貢献 |
| 外野手 | 志田宗大 | ヤクルトで外野手としてプレーし、俊足と守備力を生かして一軍で活躍 |
| 外野手 | 阿部成宏 | 大毎・近鉄などでプレーし、NPB通算1,011試合に出場した外野手 |
| 外野手 | 岸里亮佑 | 花巻東高校から日本ハムへ入団した久慈市出身の外野手 |
投手はNPBとMLBの両方で二刀流として歴史的な実績を残す大谷翔平を選出しました。菊池雄星と佐々木朗希も、先発投手としてベストナイン級の実績を持っています。
内野では、打点王を獲得した畠山和洋、楽天の日本一に貢献した銀次、複数ポジションを守れる阿部寿樹が中心です。
なお、本ベストナインは通算成績や受賞歴などを参考に、BASEBALL JOURNAL編集部による独自の基準で選出しています。
まとめ
岩手県出身のプロ野球選手では、MLBで4度のMVPを受賞した大谷翔平が突出した実績を残しています。さらに、日米で先発ローテーションを担う菊池雄星、NPB最年少で完全試合を達成した佐々木朗希も世界の舞台で活躍しています。
NPBの野手では、楽天の日本一に貢献した銀次、2015年の打点王に輝いた畠山和洋、中日と楽天で活躍した阿部寿樹が代表的な存在です。
若手では、巨人の堀田賢慎と西舘勇陽、オリックスの齋藤響介が将来の先発候補として期待されています。岩手県は人口規模に対して、世界トップクラスの投手や二刀流選手を数多く輩出している地域です。大谷翔平、菊池雄星、佐々木朗希に続く新たなスターの登場にも注目が集まります。
なお、所属球団や支配下・育成の区分はシーズン中にも変更されます。本記事はNPB選手一覧、NPB公示およびMLB公式の選手情報をもとに、最新情報へ更新しています。
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