2023年より毎年継続し続けている開幕スタメン予想。2025年シーズンに関しても継続して予想していきます。予想をするにあたっては、下記ポイントを重視しています。
- 昨年度の成績
- ドラフトの結果
- FAやトレンド等の補強
- 各球団監督の発言やニュース
当サイトでは12球団それぞれ開幕スタメン・開幕ローテーションを予想しているので、是非併せてご覧ください。
【2026年】ソフトバンクの開幕スタメン/ローテーション予想

2025年に打率1位:牧原大成、出塁率1位:柳町達、盗塁王:周東佑京と、打線のキーマンが主要タイトルを総なめにしたこともあり、上位から下位まで非常に厚みのある並びとなりました。
予想開幕スタメン(2025年レギュラーシーズン最終成績)
| 打順 | 守備 | 選手名 | 打率 | HR |
|---|---|---|---|---|
| 1番 | 中 | 周東 佑京 | 0.286 | 3本 |
| 2番 | 右 | 柳町 達 | 0.292 | 6本 |
| 3番 | 左 | 近藤 健介 | 0.301 | 10本 |
| 4番 | 一 | 山川 穂高 | 0.226 | 23本 |
| 5番 | 三 | 栗原 陵矢 | 0.267 | 8本 |
| 6番 | 指 | 柳田 悠岐 | 0.288 | 4本 |
| 7番 | 遊 | 今宮 健太 | 0.255 | 2本 |
| 8番 | 二 | 牧原 大成 | 0.304 | 5本 |
| 9番 | 捕 | 嶺井 博希 | 0.224 | 4本 |
2025年は、この布陣の多くが軸としてタイトな優勝争いを戦い抜きました。特に、
- 周東:35盗塁でパ・リーグ盗塁王。打率も0.286まで向上し、「打てるリードオフマン」へ成長。
- 柳町:出塁率.384でリーグトップ。2番打者として「つなぎ+長打」両方をこなす存在に。
- 牧原:打率.304でパ・リーグ首位打者を獲得。守備位置の柔軟さも含めて、チームの“潤滑油”として機能。
という3人が揃ってタイトルを獲得し、「走れて、塁に出て、率も残せる」打線の土台を作りました。
予想ローテーション
投手陣は、2025年もリーグ屈指の安定感を誇りました。
チーム防御率はパ・リーグトップクラスで、先発陣だけでなくブルペンも含めて“12球団最強クラス”と評して良い構成です。
ここでは、2026年開幕時点でローテーションの柱になるであろう5人をピックアップし、2025年最終成績を一覧化します。
| 選手名 | 防御率 | 勝 | 敗 |
|---|---|---|---|
| モイネロ | 1.46 | 12勝 | 3敗 |
| 有原 航平 | 3.03 | 14勝 | 9敗 |
| 大関 友久 | 1.66 | 13勝 | 5敗 |
| 上沢 直之 | 2.74 | 12勝 | 6敗 |
| 松本 晴 | 2.76 | 6勝 | 6敗 |
※有原投手は2025年オフにFAとなり、去就が注目されている状況です。残留か移籍かによって、2026年ローテーションの構図は大きく変わる可能性があります。
2026年版・ソフトバンク開幕スタメンの見どころ
ここからは、2025年の実績と2026年シーズンの展望をポジション別に整理していきます。
① 盗塁王・周東&出塁率王・柳町の1・2番コンビ

1番の周東は、2025年にキャリアハイとなる打率0.286をマークしつつ、35盗塁で盗塁王を獲得。単なる「代走のスペシャリスト」から、完全にトップバッターとして計算できる存在になりました。
2番の柳町は打率0.292、出塁率.384。四球も多く、ボール球の見極めに優れた打者で、1番周東の出塁と盗塁を最大限に活かせるタイプです。
「出塁+走塁」で相手バッテリーにプレッシャーを与え、3番以降の中軸にチャンスで回す――そんな理想形の1・2番が出来上がっています。
② 近藤・山川・栗原の“中軸トライアングル”

- 3番 近藤(打率0.301/10本塁打)
ケガで離脱期間はあったものの、出塁率・長打力ともに依然としてリーグトップクラス。 - 4番 山川(打率0.226/23本塁打)
打率はやや低めながら、シーズン通算の長打力は健在。CSや日本シリーズでは勝負強さを発揮し、日本一の立役者となりました。 - 5番 栗原(打率0.267/8本塁打)
出場80試合ながら、要所での一発と勝負強い打撃で存在感を発揮。サードとしての守備力も安定しており、攻守両面で中軸を支えます。
2025年のホークス打線は「近藤の出塁力+山川の長打力+栗原のバランス型打撃」という3本柱が機能したことで、得点力が大きく向上しました。2026年もこのトライアングルが健在であれば、リーグ随一の破壊力は維持できるでしょう。
③ 6番DH・柳田は“負担を減らした主砲”

柳田は2025年、ケガの影響もあり出場20試合に留まったものの、打率0.288/4本塁打、OPS.826と、限られた打席の中で相変わらずの打撃クオリティを示しました。2026年はフル出場を求めるよりも、
- DH中心で起用
- 体調を見ながら休養日をしっかり確保
といった形で「少ない打席でも最大限インパクトを出す」起用法がメインになると考えられます。
6番にこれだけの打者を置けるのは、ソフトバンクならではの贅沢と言えるでしょう。
④ 守備でも魅せる今宮&牧原の二遊間
7番ショート今宮、8番セカンド牧原という二遊間は、守備だけなら12球団でもトップクラスの組み合わせです。
- 今宮:打率0.255/2本塁打。打撃面は全盛期ほどではないものの、要所での一打と守備範囲の広さは健在。
- 牧原:打率0.304/5本塁打で首位打者を獲得。2025年は二塁・外野と複数ポジションを守りつつ、攻撃面ではタイトルホルダーへ。
1~2番で出塁したランナーを3~5番が返し、下位打線は「守備力+そこそこ打てる」構成にできているため、シーズン通して大崩れしにくい打線になっています。
⑤ 9番捕手・嶺井と捕手陣の競争
2025年の嶺井は63試合に出場し、打率0.224/4本塁打。数字だけ見ると派手さはありませんが、勝負どころでの一発とベテランらしいリードで投手陣を支えました。
一方で、
- 海野
- 谷川原
- 若手捕手陣
も着実に一軍での出場機会を増やしており、「打てる捕手」か「守れる捕手」か、首脳陣の方針次第で開幕マスクが変わる可能性は十分にあります。
今回の予想では、「経験値と安定感を重視して嶺井が開幕スタメン」という前提で構成していますが、オープン戦の内容次第では入れ替わりも十分あるポジションです。
2026年のソフトバンクのローテーションの見どころ
ここからは、さらにローテーションの見どころを紹介いたします。
① 2年連続エース級のモイネロ
2025年のモイネロは、24先発で12勝3敗・防御率1.46。奪三振率9.27、被打率.192と、数字だけ見れば完全に“パ・リーグ屈指の絶対的エース”です。
- 2年連続防御率1点台
- 2025年のパ・リーグMVP&最優秀防御率
- ポストシーズンでも20回2失点と大舞台に強い一面を証明
2026年も、「まずはモイネロでカード頭を取りにいく」という戦い方が基本線になるでしょう。
② 有原の去就と、大関&上沢のダブル左・右エース
有原は2025年も26先発で14勝9敗、防御率3.03。3年連続2桁勝利を挙げ、数字上は依然として「ローテの柱」です。
ただし先述の通り、2025年オフにFAとなり保留者名簿から外れたことで、残留か移籍かは現時点では、透明です。仮に有原が抜けた場合でも、
- 大関:13勝5敗・防御率1.66(勝率.722でタイトル獲得)
- 上沢:12勝6敗・防御率2.74。後半戦は9先発で6勝0敗、防御率1.74と圧巻の内容。
という強力な左右エースコンビが残っており、先発3本柱(モイネロ+大関+上沢)だけでリーグ上位レベルのローテーションを形成できます。
③ ブレイクした松本晴と“第4・第5の柱”
2025年、松本晴は29試合に登板し、うち15先発で6勝6敗・防御率2.76。投球回91.1で92奪三振と、奪三振能力の高さも光る数字となりました。
- 7月3日の日本ハム戦では7回14奪三振の快投
- シーズン通して、ローテの谷間や中継ぎとフレキシブルに起用
といった働きから、2026年は「フルシーズン先発ローテ定着」が現実的な目標になります。
大津、濱口、スチュワート・ジュニアらも含め、“5~6番手争い”のレベルが高いのがホークス先発陣の強みと言えるでしょう。
まとめ

| 打順 | 守備 | 選手名 | 打率 | HR |
|---|---|---|---|---|
| 1番 | 中 | 周東 佑京 | 0.286 | 3本 |
| 2番 | 右 | 柳町 達 | 0.292 | 6本 |
| 3番 | 左 | 近藤 健介 | 0.301 | 10本 |
| 4番 | 一 | 山川 穂高 | 0.226 | 23本 |
| 5番 | 三 | 栗原 陵矢 | 0.267 | 8本 |
| 6番 | 指 | 柳田 悠岐 | 0.288 | 4本 |
| 7番 | 遊 | 今宮 健太 | 0.255 | 2本 |
| 8番 | 二 | 牧原 大成 | 0.304 | 5本 |
| 9番 | 捕 | 嶺井 博希 | 0.224 | 4本 |


