プロ野球の二軍戦とは?チケット料金や一軍とのルールの違いを解説!

プロ野球 二軍戦 料金

プロ野球の世界には、表舞台の一軍とは別に、もう一つの魅力的な舞台があります。それが二軍、通称ファームです。一軍登録から外れた選手たちが所属するこの世界は、プロ野球の未来を育む重要な場所なのです。イースタンとウエスタンの2リーグに分かれ、独自のルールと雰囲気を持ちます。

二軍では、明日のスター選手が汗を流し、ベテラン選手が復活を目指します。観客との距離が近く、選手の成長を間近で感じられるのも魅力の一つ。プロでありながらアマチュアのような親しみやすさがあり、野球ファンにとっては新たな楽しみ方を発見できる場所かもしれません。

そこで本記事では、あまり知られていないプロ野球二軍のチーム編成やスケジュール、料金など網羅的にまとめました!

目次

プロ野球の二軍戦とは

野球 審判 フリー

プロ野球では、一軍に登録できる選手の数が最大29名と決まっています。この29名から外れた選手たちで構成されるのが、二軍チームです。プロ野球の全12球団が、それぞれ二軍チームを持っています。

プロ野球では二軍のことを「ファーム」とも呼びます

一軍の選手は、調子や怪我などで頻繁に入れ替わります。そのため、二軍の選手たちは常に一軍に上がれるよう頑張っているのです。

二軍にも公式戦があって、個人成績や優勝という概念はあります。でも、一軍ほどチームの成績を重視しません。二軍は主に、選手の調整や育成の場として捉えられることが多いです。

二軍のリーグ構成

二軍のリーグは、イースタンリーグとウエスタンリーグの2つに分かれています。東日本のチームがイースタンリーグ、西日本のチームがウエスタンリーグに所属しています。

一軍のセ・リーグとパ・リーグは、それぞれ6球団ずつで構成されています。一方、二軍は少し違います。イースタンリーグが8球団、ウエスタンリーグが6球団と、球団数が異なるのです。

2024年から、二軍は14球団体制になりました。新しく加わったのは、くふうハヤテベンチャーズ静岡(静岡県)とオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(新潟県)です。これらは二軍専門の球団として参入しました。このように配置されたのは、選手の移動時間を減らすためだと考えられます。

二軍の構成チーム

イースタンリーグとウエスタンリーグそれぞれに所属する球団です。

リーグ所属球団
イースタンリーグ北海道日本ハムファイターズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
千葉ロッテマリーンズ
埼玉西武ライオンズ
読売ジャイアンツ
東京ヤクルトスワローズ
横浜DeNAベイスターズ
オイシックス新潟アルビレックスBC
ウエスタンリーグ中日ドラゴンズ
阪神タイガース
オリックスバファローズ
広島東洋カープ
福岡ソフトバンクホークス
くふうハヤテベンチャーズ静岡

プロ野球二軍戦の特徴

項目内容
観客数一軍の試合に比べて少なく、賑やかな応援やイベントもないため、静かな雰囲気。
選手育成の重視勝利よりも選手の育成を重視し、若手選手にチャンスを与える場面が多い
試合時間平日でも昼間に試合をすることが多い
選手との距離観客席から選手の表情や声が近く感じられ、選手との距離が非常に近い
観客層野球をよく知っている人が多く、選手を温かく見守る雰囲気が感じられる

二軍戦は、注目の若手選手や怪我から復帰した有名選手が出場するなどで、一軍の試合のように急に観客が増え、賑わうこともあります。

二軍戦のチケット料金

二軍戦に関しては、多くの場合無料で観戦できます。有料の場合でも、たいてい1,000円未満と、とてもリーズナブルな価格設定になっています。

二軍戦のオンライン観戦

2024年シーズン、プロ野球の2軍戦(ファーム)を配信しているサービスは下記です。

  • パ・リーグTV
  • U-NEXT
  • スカパー!
  • イージースポーツ
  • 虎テレ 
  • GIANTS TV
  • ホークスTV
  • At Eagles
  • FIGHTERS MIRU
  • CATV

プロ野球の二軍の試合スケジュール

二軍の試合は、一軍と同じく3月から10月にかけて行われます。

基本的には同じリーグ内で対戦しますが、たまにリーグを超えた交流戦もあります。

7月には「フレッシュオールスター」という特別な試合があります。これはイースタンリーグとウエスタンリーグから選ばれた選手たちが対戦する、いわば二軍版のオールスターゲームです。

そして10月には「ファーム日本選手権」が開催されます。これは一軍の日本シリーズに相当する大会です。試合の日程は一軍とよく似ていますが、年間の試合数は球団によって違います。どのチームも大体130試合から140試合くらいをこなします。

一軍では全チームの試合数が同じなのに、二軍ではバラバラなのは面白い点です。これを見ると、二軍では順位よりも選手の育成が重視されていることがわかります。

プロ野球二軍戦のルール

試合のルールは基本的に一軍と同じですが、DHと延長戦に関しては少し違います。

DH制度

DHについては、二軍では各チームが試合ごとに採用するかどうかを決められます。パ・リーグ所属チームの主催試合では基本的にDHを使いますが、セ・リーグ所属チームの主催試合でもDHを使えます。

DHを使うと、より多くの選手に打席のチャンスが与えられるので、よく採用されています。

延長戦

延長戦に関しては、イースタンリーグでは10回まで、ウエスタンリーグでは11回までと決められています。一軍よりも短いですね。場合によっては9回で終わることもあります。

例えば、一軍の試合の前に行われる前座試合や、試合後に移動が予定されている時などです。

このように、二軍の試合は選手の育成や調整に重点を置いた独自のルールで運営されています。

まとめ

プロ野球の二軍(ファーム)は、選手育成の場としての重要性が際立っています。一軍とは異なる独自のリーグ構成や試合ルールを持ち、選手の成長に重点を置いた運営がなされています。観客との距離が近く、静かな環境で選手の頑張りを直に感じられるのも魅力です。

二軍では、勝利よりも選手の調整や若手の経験が優先されます。これは将来のプロ野球界を支える人材を育てる上で欠かせない取り組みです。また、手頃な入場料や平日昼間の試合など、ファンにとっても親しみやすい環境が整っています。

プロ野球の裏側を知る貴重な機会として、二軍の試合観戦をぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。明日のスター誕生の瞬間に立ち会えるかもしれません。

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