プロ野球の支配下契約とは?育成との違いや契約期限を徹底解説!

プロ野球 支配下契約

プロ野球の支配下契約についてご存知でしょうか。簡単に申し上げると、1軍の試合に出場ができる選ばれたメンバーです。多くの選手が支配下登録を目指し、日々練習に励んでおります。

そこで本記事では、プロ野球選手の支配下契約について解説していきます。

育成選手との違いや契約期間についても触れているため、是非最後まで記事をご覧ください。

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目次

プロ野球の支配下登録とは

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支配下登録の正式名称は「支配下登録選手」です。

プロ野球の12球団と選手の間で独占的に契約を結べる状態であり、リーグに届出を出します。支配下登録選手は、1球団につき70名と定められており、育成選手は含まれません。

また、1軍と2軍の試合に出場できる権利を持っています。

支配下登録選手の見分け方

背番号で見分けることができます。

背番号が0~2桁までが支配下登録選手です。一方で3桁の選手が育成選手となります。

支配下登録のルール

支配下登録されると、3つのことを守らなくてはなりません。

  • 他のチームでのプレー禁止
  • ペナントレース、オールスター、プレーオフ、日本シリーズに出場する義務
  • 日本人選手のみならず、外国人選手にも適応

どれか1つでも違反した場合、契約義務違反となり、解雇処分の場合もあります。

外国人選手も支配下登録上限の70名に含めてカウントします!

プロ野球の支配下登録の流れ

支配下登録されるには、主に書き2つのルートがあります。

  • ドラフト会議にて支配下指名される
  • 育成契約ののちに、支配下登録される

ニュースなどでよく聞く「支配下登録」は、育成契約ののちに、支配下登録されます。

ソフトバンクの千賀滉大選手のように、支配下登録外だった元育成選手が日本代表になることもありますね。

ドラフト会議

ドラフト会議で指名された選手は支配下登録選手として登録されます。

一方、育成登録される選手は「育成ドラフト」で指名された選手です。

ドラフトで入団した選手も、活躍によっては育成として再契約される場合もあります

プロ野球の育成契約選手とは

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育成契約とは、支配下登録には入れないものの、球団から実力を買われて契約をすることです。

契約区分人数制限
1軍25名1軍の試合に出場
1軍登録29名1軍の試合に出場
支配下登録70名1軍の試合に出場する権利はあるが、2軍以下に所属
育成選手なし2軍以下の試合にしか出場できない

プロ野球には、支配下登録枠と呼ばれる、1軍の出場可能な選手の人数が70名設定されています。この支配下登録選手70名のなかの1人として、契約するのが支配下登録選手です。

育成契約では、即戦力と呼べないけれども、高い潜在能力を持っている選手を球団が育成し、1軍レベルまで育て上げます。

また、育成選手と支配下登録選手には下記のような違いがあります。

  • 1軍の公式戦には出場できない
  • 背番号は3桁
  • 一定期間で自由契約となる


1軍の公式戦には出場できない

育成契約選手は一軍の公式戦に出場が出来ません。

育成契約選手は二軍、三軍で実力を磨き、支配下契約を目指します。

背番号は3桁

育成契約選手は支配下契約選手との見分けがつくように、3桁の背番号を背負います。

100番台や003など、ゼロを使用した番号が選ばれることが多いです。

一定期間で自由契約となる

育成契約選手は育成契約が一定期間続くと、自由契約扱いとなります。自由契約となるまでの期間は支配下選手登録されたことがあるか無いかで決まります。

【支配下選手登録されたことがない場合】

育成契約期間は最大で3年です。
当初の契約から3年経過した際、次年度の支配下契約が締結されない場合は自由契約となります。

【支配下登録選手されたことがある場合】

育成契約期間は1年です。育成契約を締結した次年度に支配下契約が締結されない場合は自由契約となります。
自由契約となった後、再度同じ球団と育成契約を結ぶことも可能です。また、他球団から支配下契約のオファーがあれば、支配下契約選手として移籍することも可能です。

プロ野球のシーズン中に支配下登録できる期限

育成選手は、シーズン中に支配下登録されることもあります。

その期限は、シーズン中の7月末までです。

シーズン終了後に行われる契約更改のときには、来シーズンからの支配下登録が可能となりますただ、2021年のシーズンは、オリンピックがあり、例外的に8月末までとなりました。

プロテクト制度の裏技

育成選手は、プロ野球の人的補償の対象になります。

つまり、本来であれば支配下登録選手の実力がある選手をあえて育成選手にすることで、実質的なプロテクトをすることができます。ケガ人や若手選手に対してよく使われる方法です。詳細は下記をご覧ください。

プロ野球の支配下登録/育成契約まとめ

​​今回は、支配下契約や、育成選手との違いについて紹介しました。

支配下登録選手:1軍の試合に出場できる70人の登録メンバー
育成選手:2軍以下の試合に出場できる背番号3桁のメンバー

支配下契約と育成契約の違いを理解すれば、野球をまた違う角度から見ることができるでしょう。

一軍の選手に選ばれるためには、相当な努力が必要です。

これからも、支配下選手や育成選手の活躍に目を向けて、応援していきましょう!

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