福井県は、オリックスで首位打者に2度輝いた吉田正尚や、ヤクルトの日本一を支えた中村悠平など、プロ野球で実績を残した選手を輩出しています。
投手では、広島一筋で通算507試合に登板した横山竜士、中日と阪神で救援陣を支えた髙橋聡文などが活躍。現役でも、栗原陵矢や橋本侑樹、玉村昇悟らが一軍で経験を重ねています。
本記事では、福井県出身のプロ野球選手を現役・OBの両方から紹介します。出生地を基準に出身市町村や代表的な実績を整理し、最後に守備経験と実績を踏まえた独自のベストナインをまとめました。
福井県出身のプロ野球選手一覧
吉田正尚|福井市出身

吉田正尚は、レッドソックスに所属する福井市出身の野手です。敦賀気比高校、青山学院大学を経て、2015年のドラフト1位でオリックスに入団しました。
オリックスでは2020年と2021年に首位打者、2021年と2022年に最高出塁率を獲得。2022年には打線の中心として、リーグ連覇と日本一に貢献しました。
2023年からレッドソックスでプレー。日本代表では東京オリンピックの金メダル、2023年WBCの優勝を経験し、同WBCでは大会最多の13打点を記録しました。
中村悠平|大野市出身

中村悠平は、ヤクルトに所属する大野市出身の捕手です。福井商業高校から2008年のドラフト3位で入団しました。
正捕手として投手陣を支え、2021年にはリーグ優勝と日本一に貢献。日本シリーズでは攻守の活躍を評価され、MVPを受賞しました。
ベストナインやゴールデン・グラブ賞の受賞歴を持ち、2023年WBCでも日本代表の世界一に貢献。経験豊富な捕手として、ヤクルトの投手陣を支えています。
栗原陵矢|福井市出身

栗原陵矢は、ソフトバンクに所属する福井市出身の内野手です。春江工業高校から2014年のドラフト2位で入団しました。
捕手としてプロ入りし、その後は一塁や外野、三塁でも出場。2020年の日本シリーズではMVPを受賞し、東京オリンピックでも日本代表として金メダルを獲得しました。
2024年には三塁手部門でベストナインに初選出。現在は三塁を中心にプレーしていますが、本記事のベストナインでは一塁での守備経験を踏まえて配置しています。
平沼翔太|福井市出身

平沼翔太は、オリックスに所属する福井市出身の野手です。敦賀気比高校ではエース兼主軸として2015年春のセンバツ優勝に貢献し、同年のドラフト4位で日本ハムに入団しました。
プロでは野手としてプレーし、三塁や遊撃などの内野に加えて外野も経験。2021年途中に西武へ移籍し、左打ちの打撃を生かして出場機会を得てきました。
2025年オフの現役ドラフトでオリックスへ移籍。2026年は外野手登録ですが、本記事のベストナインでは三塁での出場経験を考慮しています。
橋本侑樹|高浜町出身

橋本侑樹は、中日に所属する大飯郡高浜町出身の左腕投手です。大垣日大高校、大阪商業大学を経て、2019年のドラフト2位で入団しました。
直球とスライダーなどを組み合わせ、主に中継ぎとして登板。2024年には47試合で3勝、防御率1.73を記録し、一軍の救援陣で存在感を示しました。
2025年も42試合に登板。2026年も中日で、左の救援投手として登板を重ねています。
玉村昇悟|越前町出身

玉村昇悟は、広島に所属する丹生郡越前町出身の左腕投手です。丹生高校から2019年のドラフト6位で入団しました。
2021年に一軍デビューし、同年にプロ初勝利を記録。直球とチェンジアップなどを組み合わせ、先発として経験を積んできました。
2024年にはプロ初完投勝利を記録。2026年も広島で、先発投手として一軍の登板機会を得ています。
髙橋聡文|高浜町出身

髙橋聡文は、大飯郡高浜町出身の元左腕投手です。高岡第一高校から2001年のドラフト8巡目で中日に入団しました。
力強い直球を武器に、中日の救援陣で活躍。2016年からは阪神でプレーし、両球団で試合終盤を担いました。
2019年に現役を引退。通算532試合の登板はすべて救援で、26勝、141ホールド、2セーブを記録しています。
正津英志|大野市出身
正津英志は、大野市出身の元右腕投手です。大野高校、龍谷大学、NTT北陸を経て、1997年のドラフト3位で中日に入団しました。
横手から投げ込む投球を武器に、主に中継ぎとして活躍。新人時代から一軍で登板し、中日の投手陣を支えました。
現役後半は西武でもプレーし、2009年に現役を引退。複数の球団で救援投手として経験を積んだ選手です。
横山竜士|勝山市出身
横山竜士は、勝山市出身の元右腕投手です。福井商業高校から1994年のドラフト5位で広島に入団し、2014年まで広島一筋でプレーしました。
先発で完投・完封勝利を記録する一方、長く中継ぎとして活躍。通算507試合に登板し、46勝、17セーブ、110ホールドを記録しました。
引退後は解説者を経て、広島の投手コーチとしても活動。本記事のベストナインでは、先発と救援の両方で残した実績と投球回数を評価しています。
天谷宗一郎|鯖江市出身
天谷宗一郎は、鯖江市出身の元外野手です。福井商業高校から2001年のドラフト9巡目で広島に入団しました。
俊足と外野守備、左打ちの打撃を生かし、先発出場や代走、守備固めでチームに貢献。2010年には外野フェンスをよじ登って本塁打性の打球を捕る好守も見せました。
2018年に現役を引退し、その後は解説などで活動。本記事のベストナインでは、中堅手としての経験と走守の貢献を評価しています。
川藤幸三|美浜町出身
川藤幸三は、三方郡美浜町出身の元野手です。若狭高校から1967年のドラフト9位で阪神に入団し、1986年まで阪神一筋でプレーしました。
現役後半は右の代打として親しまれ、「球界の春団治」の愛称で知られています。通算211安打を記録し、1985年には阪神の球団初の日本一も経験しました。
プロ入り当初は遊撃手として先発出場しており、その後は外野でもプレー。本記事のベストナインでは、初期の遊撃経験を踏まえて配置しています。
東出輝裕|鯖江市出身
東出輝裕は、鯖江市出身の元内野手です。敦賀気比高校から1998年のドラフト1位で広島に入団しました。
二塁を中心に内野を守り、2008年と2009年にベストナインを受賞。通算1,366安打、143盗塁を記録し、巧打と走力で打線を支えました。
2015年に現役を引退し、その後は広島で指導者として活動。本記事のベストナインでは、二塁手としての実績を重視して選出しています。
牧田明久|越前市出身
牧田明久は、旧武生市、現在の越前市出身の元外野手です。鯖江高校から2000年のドラフト5位で近鉄に入団し、球団再編に伴って楽天へ移りました。
強肩と外野守備を持ち味に、楽天の球団創設期からプレー。2013年の日本シリーズ第7戦では本塁打を放ち、球団初の日本一に貢献しました。
2016年に現役を引退。本記事のベストナインでは、右翼での守備経験と大舞台での打撃実績を評価しています。
福井県出身のプロ野球選手ベストナイン

福井県出身の現役・OBから、通算実績やタイトル、守備・走塁の特徴を踏まえてベストナインを選びました。DHは設けず、栗原陵矢は一塁、平沼翔太は三塁での出場経験を考慮して配置しています。
川藤幸三は代打・外野手としての印象が強い選手ですが、プロ入り当初の遊撃経験を踏まえて選出しました。投手は、先発と救援を経験し、通算507試合に登板した横山竜士を選んでいます。
| 守備位置 | 選手名 | 出身地 | 主な実績・選出理由 |
|---|---|---|---|
| 投手 | 横山竜士 | 勝山市 | 広島一筋で通算507試合に登板。46勝、17セーブ、110ホールドを記録し、先発と救援の両方で投手陣を支えました。 |
| 捕手 | 中村悠平 | 大野市 | 2021年の日本シリーズMVP。ヤクルトの日本一と2023年WBCの優勝に貢献し、捕手としての実績を評価しました。 |
| 一塁手 | 栗原陵矢 | 福井市 | 2020年の日本シリーズMVP。東京五輪金メダルも経験し、打撃実績と一塁での守備経験を踏まえて配置しました。 |
| 二塁手 | 東出輝裕 | 鯖江市 | 通算1,366安打、143盗塁。2008年と2009年にベストナインを受賞した二塁手としての実績を評価しました。 |
| 三塁手 | 平沼翔太 | 福井市 | 日本ハム、西武、オリックスでプレー。三塁での出場経験と、左打者としての打撃を踏まえて選出しました。 |
| 遊撃手 | 川藤幸三 | 美浜町 | 阪神一筋で通算211安打。プロ入り当初の遊撃経験を踏まえ、代打として積み重ねた実績も評価しました。 |
| 左翼手 | 吉田正尚 | 福井市 | 首位打者と最高出塁率を各2回獲得。東京五輪と2023年WBCの優勝に貢献し、MLBでもプレーしています。 |
| 中堅手 | 天谷宗一郎 | 鯖江市 | 広島一筋でプレー。俊足と外野守備を生かし、先発出場から代走・守備固めまでチームを支えました。 |
| 右翼手 | 牧田明久 | 越前市 | 強肩と外野守備で楽天を支え、2013年の日本シリーズ第7戦では本塁打を記録。右翼での守備経験も評価しました。 |
※本ベストナインは、BASEBALL JOURNAL編集部による独自の基準で作成しています。NPBの公式表彰「ベストナイン」とは異なります。


