千葉県は、プロ野球を代表するスターの長嶋茂雄をはじめ、強打の捕手・阿部慎之助、通算2,000安打を達成した福浦和也や小笠原道大など、多くの名選手を輩出しています。
本記事では、千葉県出身のプロ野球選手を現役・OBの両方から紹介します。出身市や代表的な実績を整理し、最後に守備位置と実績を踏まえた独自のベストナインをまとめました。
千葉県出身のプロ野球選手一覧
長嶋茂雄|佐倉市出身

長嶋茂雄は、現在の佐倉市にあたる地域で生まれた元三塁手です。佐倉第一高校、立教大学を経て巨人に入団し、「ミスタープロ野球」と呼ばれるスターになりました。
通算2,471安打・444本塁打を記録し、首位打者6回、本塁打王2回、打点王5回、MVP5回を受賞。王貞治との「ON砲」で巨人の9年連続日本一を支えました。
監督としても1994年・2000年に日本一を達成。2025年6月3日に89歳で亡くなりましたが、勝負強い打撃と華のあるプレーは、今も多くのファンに語り継がれています。
阿部慎之助|浦安市出身

阿部慎之助は、浦安市出身の元捕手・一塁手です。安田学園高校、中央大学を経て巨人に入団し、現役生活を巨人一筋で送りました。
通算2,132安打・406本塁打を記録。2012年には打率.340で首位打者、104打点で打点王に輝き、セ・リーグMVPも受賞しました。
強打に加え、長年にわたり正捕手として投手陣を支えた点も大きな功績です。引退後は指導者となり、2024年には一軍監督就任1年目で巨人をリーグ優勝に導きました。
高橋由伸|千葉市出身

高橋由伸は、千葉市出身の元外野手です。桐蔭学園高校、慶應義塾大学から巨人に入団し、1998年の新人時代から打線の中心を担いました。
通算1,753安打・321本塁打、打率.291を記録。しなやかなスイングから長打を放ち、外野守備でもゴールデン・グラブ賞を7回受賞しています。
故障に苦しむ時期もありましたが、長年にわたり主軸や代打として活躍。現役引退後は2016年から2018年まで巨人の監督を務めました。
福浦和也|習志野市出身

福浦和也は、習志野市出身の元一塁手です。習志野高校から投手としてロッテに入団し、打者転向後に球団を代表する選手へ成長しました。
2001年に打率.346で首位打者を獲得し、2018年には通算2,000安打に到達。一塁守備でもゴールデン・グラブ賞を3回受賞しています。
2019年までロッテ一筋でプレーし、引退後も指導者として球団を支えています。2026年は二軍監督として若手の育成に携わっています。
涌井秀章|松戸市出身

涌井秀章は、中日ドラゴンズに所属する松戸市出身の右腕投手です。横浜高校から西武に入団し、ロッテ、楽天を経て2023年から中日でプレーしています。
最多勝は2007年・2009年・2015年・2020年の計4回。西武、ロッテ、楽天の3球団で獲得しており、2009年には沢村賞にも輝きました。
多彩な球種と制球力を生かし、長年にわたり先発として活躍。移籍先でも結果を残してきた適応力と、継続して投げ続ける力が持ち味です。
唐川侑己|成田市出身
唐川侑己は、成田市出身の右腕投手です。成田高校からロッテに入団し、2008年には高卒新人ながら一軍で5勝を挙げました。
2011年には自己最多の12勝を記録。先発として実績を積んだ後は救援でも活躍し、2021年には32ホールドを挙げています。直球やカットボールなどを使い、役割に応じた投球を見せてきました。
2026年シーズン限りでの現役引退を発表。地元・千葉の球団一筋で歩んだ19年間を締めくくるシーズンとなっています。
清田育宏|鎌ケ谷市出身
清田育宏は、鎌ケ谷市出身の元外野手です。市立柏高校、東洋大学、NTT東日本を経てロッテに入団しました。
2010年には新人ながら日本一に貢献し、2015年には打率.317を記録。ベストナインとゴールデン・グラブ賞を受賞し、打撃と外野守備の両面で評価されました。
ロッテ退団後は独立リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズでもプレーし、2023年限りで現役を引退しています。
小笠原道大|千葉市出身
小笠原道大は、千葉市出身の元内野手です。暁星国際高校、NTT関東を経て日本ハムに入団し、巨人、中日でもプレーしました。
通算2,120安打・378本塁打、打率.310を記録。首位打者2回に加え、2006年には本塁打王と打点王を獲得しています。
日本ハム時代の2006年、巨人移籍後の2007年に2年連続でMVPを受賞。フルスイングから強い打球を放ち、両リーグで優勝に貢献した強打者です。
石毛宏典|旭市出身
石毛宏典は、旭市出身の元内野手です。市立銚子高校、駒澤大学、プリンスホテルを経て西武に入団し、黄金時代の中心選手として活躍しました。
通算1,833安打・236本塁打・243盗塁を記録し、1986年にはパ・リーグMVPを受賞。遊撃と三塁を守り、打撃・守備・走塁の総合力でチームを支えました。
1988年には日本シリーズMVPにも選出。短期決戦での勝負強さも備えた、千葉県を代表する内野手です。
小川博文|館山市出身
小川博文は、館山市出身の元内野手です。拓大紅陵高校、プリンスホテルを経てオリックスに入団し、横浜でもプレーしました。
通算1,382安打を記録し、1991年には遊撃手としてベストナインを受賞。遊撃だけでなく二塁や三塁にも対応し、内野の複数ポジションでチームを支えました。
ベストナインでは、実際の二塁守備経験と打撃実績を踏まえ、二塁手として選出しています。
近藤健介|千葉市出身
近藤健介は、福岡ソフトバンクホークスに所属する千葉市出身の外野手です。横浜高校から日本ハムに入団し、2023年からソフトバンクでプレーしています。
2023年には本塁打王・打点王・最高出塁率を獲得。2024年には首位打者と最高出塁率に輝き、パ・リーグMVPにも選ばれました。
優れた選球眼とバットコントロールに長打力を兼ね備え、2023年のWBC優勝にも貢献。2025年は故障で出場機会が減りましたが、球界屈指の打撃実績を持つ選手です。
丸佳浩|勝浦市出身
丸佳浩は、読売ジャイアンツに所属する勝浦市出身の外野手です。千葉経済大学付属高校から広島に入団し、2019年に巨人へ移籍しました。
広島時代の2017年・2018年に2年連続でセ・リーグMVPを受賞。長打力と出塁能力を生かし、広島のリーグ3連覇を支えました。
外野守備でもゴールデン・グラブ賞を7回受賞。中堅手としての経験が豊富で、攻守のバランスを重視するベストナインに適した選手です。
千葉県出身のプロ野球選手ベストナイン

千葉県生まれの現役・OBから、通算成績やタイトル、守備・走塁の特徴を踏まえてベストナインを選びました。DHは設けず、各ポジションでのプレー経験とチーム全体のバランスを考慮しています。
| 守備位置 | 選手名 | 出身地 | 主な実績・選出理由 |
|---|---|---|---|
| 投手 | 涌井秀章 | 松戸市 | 最多勝4回、2009年沢村賞。3球団で最多勝を獲得した実績と、長年にわたる先発としての貢献を評価しました。 |
| 捕手 | 阿部慎之助 | 浦安市 | 通算2,132安打・406本塁打。2012年に首位打者・打点王・MVPを受賞した強打の捕手です。 |
| 一塁手 | 小笠原道大 | 千葉市 | 通算2,120安打・378本塁打、打率.310。2006年・2007年に両リーグで続けてMVPを受賞しました。 |
| 二塁手 | 小川博文 | 館山市 | 通算1,382安打。遊撃手としてのベストナイン受賞に加え、二塁守備の経験と内野への対応力を評価しました。 |
| 三塁手 | 長嶋茂雄 | 佐倉市 | 通算2,471安打・444本塁打、MVP5回。巨人のV9を支えた打撃と三塁守備の実績を評価しました。 |
| 遊撃手 | 石毛宏典 | 旭市 | 通算1,833安打・243盗塁。1986年MVPに輝き、西武黄金時代を攻守走で支えました。 |
| 左翼手 | 近藤健介 | 千葉市 | 2023年に本塁打王・打点王、2024年に首位打者・MVPを受賞。選球眼と長打力を兼ね備えています。 |
| 中堅手 | 丸佳浩 | 勝浦市 | 2017年・2018年にMVPを受賞。出塁能力と長打力に加え、中堅守備の実績を評価しました。 |
| 右翼手 | 高橋由伸 | 千葉市 | 通算1,753安打・321本塁打。ゴールデン・グラブ賞7回の守備と、主軸としての打撃を評価しました。 |
※本ベストナインは、BASEBALL JOURNAL編集部による独自の基準で作成しています。NPBの公式表彰「ベストナイン」とは異なります。


