ドラフト会議ってなんだろう?ドラフト会議に導入されているウェーバー方式の仕組みを知りたい!といった疑問をお持ちの方は多いでしょう。そこで本記事では、ドラフト会議全般と「ウェーバー方式」を解説していきます。
本記事を読むことで、ドラフト会議のルールや、ウェーバー方式の仕組みを知ることができます。
ドラフト会議をより楽しみたい!という方は是非最後まで記事をご覧ください。
プロ野球のドラフト会議とは?
ドラフト会議とは、プロ野球の12球団が、将来有望な選手を指名する会議です。
セ・リーグ | パ・リーグ |
---|---|
東京ヤクルトスワローズ | オリックスバファローズ |
横浜DeNAベイスターズ | 福岡ソフトバンクホークス |
阪神タイガース | 埼玉西武ライオンズ |
読売ジャイアンツ | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
広島東洋カープ | 千葉ロッテマリーンズ |
中日ドラゴンズ | 北海道日本ハムファイターズ |
そして、指名した選手の入団交渉権を確保することを目的としています。
現在では、幅広いプロスポーツに導入されていますが、日本のプロ野球では、いち早く導入されました。
ドラフト会議の目的
ドラフト会議を行う目的は、12球団の戦力を均一にするためです。
なぜなら、1つの球団だけが強い状況になってしまうと、プロ野球人気が落ちてしまう危険性があるためです。
たとえば、将来有望な選手が、契約金10億円で読売ジャイアンツから、オファーがきたとしましょう。そうなると、ほとんどの人は10億円をもらえる読売ジャイアンツに入団を決めてしまうはずです。
その結果、お金をたくさん持っている球団がますます強くなってしまい、プロ野球の試合は、圧倒的に力の差が出てきてしまうでしょう。このような事態を防ぐために、ドラフト会議を行い、12球団全てに優秀な選手がいくように調整しているのです。
ドラフト会議の3つのルール
ドラフト会議には、下記の3つのルールが存在しています。
- 高校、大学野球選手がプロ野球志望届を提出する
- ドラフト会議当日に、志願者リストから選手を選択する
- 1巡目の選手は外れた場合、繰り返し選出→抽選をする
プロ野球志望届の提出
1つ目のルールは、高校/大学野球の選手がプロ志願届を提出することです。なぜなら、12球団は、プロ野球志願届を出した選手の中から、ドラフト会議で指名する選手を選ばなくてはならないからです。
ただし、志願届を出した選手も、必ずドラフトで指名されるわけではありません。また、志願届を出せる条件は3つあります。
- 日本国籍の保持者
- 日本の中学、高校、およびそれに値する学校に在籍した経験を持つ人
- 日本の大学、およびそれに値する団体に在籍した経験を持つ人
入札抽選
2つ目のルールは、ドラフト会議当日に志願者リストから、選手を選択することです。
1巡目は、入札抽選といい、全球団が欲しい選手を選びます。その中で、指名した選手が被った場合は抽選を行い、当選した球団が、指名した選手との交渉権を獲得し、契約に進むことができます
また、指名した選手の被りがない場合は、そのまま指名した選手との入団交渉に進むことができます。
抽選外れ(再選択)
3つ目のルールは、1巡目の選手が外れた場合についてです。
もしも、ドラフト会議で1巡目の選手を獲得できず、抽選を繰り返す場合、1巡目に指名する選手を、繰り返し選ぶことになります。
なお、再度選手を選択した際に、また被ってしまった場合は、抽選を行います。
このように、1巡目で単独指名するか、抽選で交渉権を獲得しない限り、希望する選手を獲得できないシステムになっているんですね。
ドラフト会議のウェーバー方式の仕組み
ウェーバー方式とは、その年のプロ野球の順位をもとに、リーグ最下位の球団から、両リーグ順番に選手を指名していくことです。
プロ野球には、セリーグとパリーグがありますが、どちらのリーグ最下位チームから指名するかは、1年おきに変わります
そして、ドラフト2巡目からは、ウェーバー方式で行われます。なお、2巡目からウェーバー方式が行われますが、3巡目、5巡目は、交逆ウェーバー方式が行われます。
このようにして、4巡目はウェーバー方式、5巡目は逆ウェーバー方式と、ドラフト会議が終了するまで行われていきます。
プロ野球ドラフト会議まとめ
今回は、プロ野球ドラフト会議全般と、ウェーバー方式について紹介しました。
今後も、将来有望な選手が数多く出てくると思いますので、ぜひ正しい知識でドラフト会議に注目しください。