【申告敬遠制とは】プロ野球の導入目的やメリットとデメリットを解説!

申告敬遠

申告敬遠とは、申告することで打者が四球(ファーボール)扱いになることです。

ピンチの場面やどうしても勝負を避けたい打者などによく使われます。近年では村上宗隆選手や大谷翔平選手などの好打者に使われる場面をよく目にします。

そこで本記事では、申告敬遠の概要や導入目的を紹介します。

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目次

申告敬遠とは

野球 審判 フリー
項目回答
名称申告敬遠(故意四球)
効果四球(ファーボール)
使い方守備側監督が審判に申告
導入先MLB、プロ野球、高校野球などすべて

申告敬遠とは、守備側の監督が審判に申告することで、投手は投球せずに打者を敬遠し、四球扱いにできることです。

プロ野球をはじめ、MLBでも広く採用されています。

ルール

  • 守備側監督が審判に申告
  • 申告後、投手は投球しない/打者は1塁へ出塁
  • 申告敬遠による球数はカウントされない
  • 打席の途中でも申告敬遠は可

ちなみに、申告敬遠制度の採用後も、従来の敬遠(ボール球を4球投じること)は禁止ではありません。

制度採用前まで

本制度が採用される前までは「敬遠=故意的にボールを4つ投げて四球にする」でした。

そのため、ボールを4球投げている間に、何かしたらのミスをしてしまうこともありました。

しかし、本制度を導入したことで、敬遠しようとしたはずが、バッテリーミスでサヨナラなどといった悲しい終わり方をすることがなくなりました。

申告敬遠のメリット(導入目的)

野球場 フリー
メリット概要
時短4球を投じる手間が省ける
リスク暴投や失投がない
投手の感覚指先の感覚(通常敬遠の場合は軽く外したボールを投げるため)

申告敬遠採用によって、選手には上記のようなメリットがあります。

投手感覚とは、敬遠球(加減したため)は時に感覚を狂わすため、感覚やテンポの意味でメリットがあります。

申告敬遠のデメリット

デメリット概要
雰囲気敬遠独特の空気感が絶滅
ドラマホームスチールや敬遠球を打つなどのドラマが絶滅

プレーする選手側にとっては、かなりメリットがありますが、観客目線は上記のようなデメリットがあります。

本来であれば、敬遠するために4級を投手が投じている間に、次の打者へのワクワク感と勝負しろよ!といったヤジなど様々な感情が交錯します。

その結果の勝負が、より一層球場の雰囲気を熱くしていました。

敬遠サヨナラ

現、日本ハムファイターズ監督のBIG BOSSこと新庄選手は、阪神タイガース時代に敬遠級球をサヨナラタイムリーヒットにしました。

このような敬遠に関するドラマは、プロ野球に限らず高校野球でも数多くありました。その機会を申告敬遠制度は奪ってしまったのです。

申告敬遠はつまらないのか【ファンの声】

申告敬遠制度には賛否両論あります。しかし、「つまらない」という意見が多いような感じがしますね。私も現在は1ファンなのであの敬遠独特の雰囲気はもう1度味わいたいです。

投手、打者、次の打者、両軍ベンチ、ファンそれぞれの感情が作り出す表情や雰囲気は野球の醍醐味の1つであったことは間違いないのではないでしょうか。

申告敬遠制度まとめ

  • 申告敬遠とは、守備側監督が申告することで打者は四球扱いになる
  • 申告経営によって、時間短縮や不本意な失点を避けることができるようになった
  • 敬遠独特の雰囲気が絶滅してしまったことに対して不満を感じるファモン多い

申告敬遠が決して悪いこととは思いませんが、やはりプロ野球を視聴するファンとしてはあの敬遠独特の雰囲気が好きだった方も一定数います。

時間短縮の効果があるのは確かですが、そもそも敬遠の場面なんて少ないので、ルールがなくてもよかった気がします。
ただ、選手目線は良いルールであることは間違い無いです笑

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