野球はアメリカ合衆国ニューヨークのクーパースタウンで1839年に生まれたスポーツで、現在はそこにアメリカ野球殿堂があります。日本には1872年にアメリカ人教師により東京大学の前身、開成学校に伝承されました。
そのため、野球で使用される用語には「ストライク」や「ボール」のようにアメリカと同じものがあるも、「ホームベース」や「ライナー」など日本独自の和製英語も多く存在します。
アメリカでは「ホームベース」は「ホームプレート」、「ライナー」は「ラインドライブ」という言葉が使われています。
そこで本記事では、主に日本で使用される「テキサスヒット」の意味やスコアの書き方を紹介します。
野球のテキサスヒットとは
テキサスヒットとはふらふらと上がった打球が、内野と外野の間に落ちるヒットのこと。ポテンヒットとも呼ばれます。
テキサスヒットとポテンヒットは同義語であり、且つどちらも和製英語です。
言葉の由来
テキサスヒットはアメリカではテキサスリーガーズヒットと言われており、MLB傘下「テキサスリーグ」で選手が多く打ったことから、この名前がついたという説があります。
テキサスリーグはMLBの2つ下のAA級に属するリーグで、1902年に設立されました。現在は北地区5チーム、南地区5チームの二つの地区に分かれて試合を行っています。
テキサスは空気が非常に乾燥していて、ボールに含まれる水分が少ないためボールが軽くなり、力無い小飛球であっても内野手と外野手の間にポテンと落ちてしまう性質から由来されます。
ポテンヒット
ポテンヒットは緩く上がったフライが「ポテン」と落ちる様が由来になりました。
つけられた擬態語に「ヒット」という英語を足した造語のようなものです。
テキサスヒットのスコアの書き方
スコアでのテキサスヒットの表現方法についてですが、Texasの「T」を使って、例えばライト前テキサスヒットで出塁だと「T9」。ライト前ヒットの場合は「9」、ライト前テキサスヒットは「T9」といった具合に表記します。
スコアに書く数字の横に「T」を付けた書き方と覚えておきましょう。
野球のテキサスヒットまとめ
テキサスヒットとは、ふらふらと上がった打球が、内野と外野の間に落ちるヒットのことです。
日本の野球で使用されている言葉はカタカナ表記がされるため、アメリカでも使われているものと思われているのが多くあります。下記、日本とアメリカで表記が異なる単語です。
日本用語 | 米用語 | 英語表記 |
---|---|---|
野球 | ベースボール | baseball |
ストッパー | クローザー | closer |
ストレート | ファーストボール | fastball |
リリーフ陣 | リリーバー | Reliever |
フォアボール | ウォーク | Walk |
デットボール | ヒットバイピッチ | Hit by pitch |
ホームベース | ホームプレート | Home plate |