本記事では、茨城県で生まれ、プロ野球の舞台で確かな足跡を残した選手を紹介します。
投手・野手のバランスや活躍した時代を踏まえ、タイトル、主要表彰、通算記録、国際大会での実績などを基準に選出しました。
出身地は原則として選手名鑑などで公表されている市町村を基準とし、現役選手の所属球団や登録状況は最新情報を反映しています。
茨城県出身の主なプロ野球選手
茨城県出身で、NPBやMLBにおいて実績を残した代表的な選手をまとめました。
仁志 敏久

茨城県古河市出身の内野手で、巨人と横浜でプレーしました。
堅実かつ華麗な二塁守備とパンチ力のある打撃を武器に、巨人の切り込み隊長として活躍。新人だった1996年には20本塁打を放ち、新人王を受賞しました。
ゴールデングラブ賞を4回受賞し、巨人のリーグ優勝と日本一に貢献。引退後は侍ジャパンの指導者やDeNAの二軍監督などを務め、後進育成にも取り組んでいます。
會澤 翼

茨城県日立市出身の捕手で、広島の投手陣を長年支えてきた正捕手です。
強肩と配球に加え、捕手として高い打撃力を備えています。2017年から2019年まで3年連続でベストナインを受賞し、広島のリーグ3連覇に貢献しました。
勝負どころでの打撃や投手とのコミュニケーション能力にも定評があり、若手捕手の手本となるベテランです。
美馬 学

茨城県北相馬郡藤代町、現在の取手市出身の右腕で、楽天と千葉ロッテでプレーしました。
2013年には楽天の球団初となる日本一に貢献し、日本シリーズMVPを受賞。巨人との日本シリーズでは2試合に先発し、無失点投球を披露しました。
ロッテ移籍後も先発ローテーションを支え、2020年と2022年に10勝を記録。2025年限りで現役を引退し、現在はロッテの指導者として投手育成に携わっています。
井川 慶

茨城県東茨城郡大洗町出身の左腕で、阪神のエースとして活躍した後、ニューヨーク・ヤンキースなどでもプレーしました。
2003年には20勝5敗、防御率2.80、179奪三振を記録。最多勝、最優秀防御率、最高勝率、沢村賞、セ・リーグMVP、ベストナインなどを獲得し、阪神を18年ぶりのリーグ優勝へ導きました。
2004年にはノーヒットノーランを達成。力強い直球とチェンジアップを武器に、阪神在籍中だけで86勝を挙げた球団史に残る左腕です。
豊田 泰光

茨城県久慈郡大子町出身の内野手で、西鉄ライオンズの黄金時代を支えた強打の遊撃手です。
高卒1年目の1953年に27本塁打を放って新人王を受賞。1956年には打率.325で首位打者に輝き、ベストナインを通算6回受賞しました。
通算1,699安打、263本塁打、888打点を記録し、西鉄の日本シリーズ3連覇にも貢献。2006年には野球殿堂入りを果たしています。
大山 悠輔
茨城県下妻市出身の内野手で、白鷗大学からドラフト1位で阪神に入団しました。
主に一塁と三塁を守り、長打力と勝負強い打撃で阪神の中軸を担っています。2020年には28本塁打を放ち、本塁打王争いを繰り広げました。
2023年には全試合で4番を務め、最高出塁率とベストナインを獲得。阪神のリーグ優勝と38年ぶりの日本一に大きく貢献しました。
細川 成也
茨城県北茨城市出身として登録されている外野手で、DeNAから現役ドラフトで中日へ移籍して飛躍しました。
力強いスイングと逆方向にも長打を放てる打撃が持ち味です。中日移籍後は主軸に定着し、複数シーズンにわたって20本塁打以上を記録しています。
現役ドラフトをきっかけに才能を開花させた代表的な選手で、中日の得点力を支える右の長距離打者です。
柳町 達
茨城県稲敷市出身の外野手で、慶應義塾大学からソフトバンクに入団しました。
高い選球眼と広角に打ち分ける技術を備え、出塁率の高さを武器に上位打線や中軸を担っています。
外野の複数ポジションに対応し、状況に応じた打撃ができる点も強みです。安定した打撃でソフトバンク打線に欠かせない存在となっています。
大関 友久
茨城県土浦市出身の左腕で、仙台大学から育成ドラフトでソフトバンクに入団しました。
育成選手から支配下登録を勝ち取り、角度のある直球とフォーク、スライダーを武器に先発ローテーションへ定着しました。
完封勝利を記録するなど長いイニングを任せられる投手へ成長し、ソフトバンクの先発左腕として安定した投球を続けています。
鈴木 昭汰
茨城県土浦市出身の左腕で、法政大学からドラフト1位で千葉ロッテに入団しました。
先発として経験を積んだ後に救援へ転向し、力強い直球とスライダーを武器に飛躍。セットアッパーとして数多くのホールドを記録しています。
左打者だけでなく右打者からも空振りを奪える点が強みで、ロッテの勝ちパターンを担うリリーバーです。
金子 誠
茨城県我孫子市生まれ、常総学院高校出身の内野手で、日本ハム一筋でプレーしました。
二塁手と遊撃手を中心に堅実な守備を見せ、ゴールデングラブ賞を3回、ベストナインを1回受賞。通算1,627安打を記録しました。
2006年の日本一をはじめ、日本ハムの複数回のリーグ優勝に貢献した内野守備の名手です。
【球団別】茨城県出身の現役プロ野球選手一覧
茨城県出身の現役選手を、最新の支配下登録と所属球団を基準にまとめました。
北海道日本ハムファイターズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 生田目 翼 | 投手 | 現役 | 常陸大宮市 |
福岡ソフトバンクホークス
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 柳町 達 | 外野手 | 現役 | 稲敷市 |
| 大関 友久 | 投手 | 現役 | 土浦市 |
| 髙橋 隆慶 | 内野手 | 現役 | 古河市 |
埼玉西武ライオンズ
最新の支配下登録では、茨城県出身選手は確認できませんでした。
千葉ロッテマリーンズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 一條 力真 | 投手 | 現役 | 石岡市 |
| 鈴木 昭汰 | 投手 | 現役 | 土浦市 |
| 木村 優人 | 投手 | 現役 | 土浦市 |
オリックス・バファローズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 古田島 成龍 | 投手 | 現役 | 稲敷郡河内町 |
水戸市出身の乾健斗が育成選手として所属し、支配下登録を目指しています。
東北楽天ゴールデンイーグルス
最新の支配下登録では、茨城県出身選手は確認できませんでした。
読売ジャイアンツ
最新の支配下登録では、茨城県出身選手は確認できませんでした。
阪神タイガース
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 大山 悠輔 | 内野手 | 現役 | 下妻市 |
横浜DeNAベイスターズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 片山 皓心 | 投手 | 現役 | ひたちなか市 |
広島東洋カープ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 會澤 翼 | 捕手 | 現役 | 日立市 |
| 遠藤 淳志 | 投手 | 現役 | 土浦市 |
東京ヤクルトスワローズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 柿沼 友哉 | 捕手 | 現役 | つくば市 |
中日ドラゴンズ
| 選手名 | ポジション | 現役/OB | 出身地 |
|---|---|---|---|
| 細川 成也 | 外野手 | 現役 | 北茨城市 |
茨城県出身のプロ野球選手ベストナイン

通算成績、獲得タイトル、主要表彰、守備実績、チームへの貢献度などを総合的に評価し、茨城県出身選手のベストナインを選出しました。
| 守備位置 | 選手名 | 主な実績・選出理由 |
|---|---|---|
| 投手 | 井川 慶 | 2003年に20勝を挙げ、沢村賞、MVP、最多勝などを獲得した阪神のエースです。 |
| 捕手 | 會澤 翼 | 広島のリーグ3連覇を支え、捕手部門のベストナインを3回受賞しました。 |
| 一塁手 | 飯島 滋弥 | 大映や南海などで活躍し、ベストナインを受賞した強打の内野手です。 |
| 二塁手 | 仁志 敏久 | 新人王とゴールデングラブ賞4回を受賞し、巨人の切り込み隊長を務めました。 |
| 三塁手 | 大山 悠輔 | 阪神の4番として最高出塁率とベストナインを獲得し、2023年の日本一に貢献しました。 |
| 遊撃手 | 豊田 泰光 | 通算1,699安打、263本塁打。新人王、首位打者、ベストナイン6回の名遊撃手です。 |
| 外野手 | 田宮 謙次郎 | 投手と外野手の両方で活躍し、首位打者とベストナインを獲得した二刀流選手です。 |
| 外野手 | 細川 成也 | 中日移籍後に主軸へ定着し、右の長距離打者として20本塁打以上を記録しています。 |
| 外野手 | 柳町 達 | 高い打率と出塁率を残し、ソフトバンクの上位打線や中軸を担う外野手です。 |
※ベストナインは公式表彰ではなく、守備位置、通算成績、タイトル、主要表彰、チームへの貢献度をもとにした本記事独自の選出です。
まとめ
| 氏名 | 主な功績 |
|---|---|
| 仁志 敏久 | 巨人の切り込み隊長として新人王とゴールデングラブ賞4回を受賞した内野手です。 |
| 會澤 翼 | 広島のリーグ3連覇を支え、ベストナインを3回受賞した捕手です。 |
| 美馬 学 | 楽天の日本一に貢献して日本シリーズMVPを受賞し、2025年限りで引退した右腕です。 |
| 井川 慶 | 2003年に20勝を挙げ、沢村賞とMVPを獲得した阪神のエースです。 |
| 豊田 泰光 | 通算1,699安打、263本塁打を記録し、野球殿堂入りした強打の遊撃手です。 |
| 大山 悠輔 | 阪神の4番としてリーグ優勝と38年ぶりの日本一に貢献した内野手です。 |
| 細川 成也 | 現役ドラフトで中日へ移籍して才能を開花させた右の長距離打者です。 |
| 柳町 達 | 高い選球眼と広角打法でソフトバンク打線を支える外野手です。 |
| 大関 友久 | 育成から支配下登録を勝ち取り、ソフトバンクの先発ローテーションに定着した左腕です。 |
| 鈴木 昭汰 | ロッテの勝ちパターンを担い、ホールドを積み重ねる救援左腕です。 |
茨城県からは、豊田泰光、井川慶、仁志敏久など、タイトルや主要表彰を獲得した名選手が数多く誕生しています。
現役では大山悠輔、細川成也、柳町達、會澤翼らが打線を支え、大関友久、鈴木昭汰、古田島成龍らが投手として活躍しています。
県内には常総学院高校、水戸商業高校、霞ヶ浦高校、明秀学園日立高校などの強豪校があり、高校野球から大学、社会人を経てプロへ進む多様な育成ルートが形成されています。
※所属球団、現役・OBの区分、支配下・育成の登録状況は最新情報をもとに掲載しています。


