2022年シーズンが終わり、2023年シーズンに向けての準備期間に入りました。そこで本記事では、各球団の開幕スタメン/先発ローテーションを予想してみました。
その他にも、楽天イーグルスの開幕スタメンや、2023年のポイントとなるところをまとめております。
実際の開幕スタメンオーダーや開幕戦の結果についても追記したため、是非最後まで記事をご覧ください。
2023年の楽天イーグルスの開幕スタメン予想!
打 | 守 | 選手名 | 打率 | 本塁打 |
---|---|---|---|---|
1番 | 左 | 西川 遥輝 | .218 | 7 |
2番 | 遊 | 小深田 大翔 | .267 | 2 |
3番 | 一 | 浅村 栄斗 | .252 | 27 |
4番 | 右 | 島内 宏明 | .298 | 14 |
5番 | 指 | フランコ | – | – |
6番 | 三 | 鈴木 大地 | .257 | 5 |
7番 | 二 | 阿部 寿樹 | .270 | 9 |
8番 | 中 | 辰己 涼介 | .271 | 11 |
9番 | 捕 | 炭谷 銀仁朗 | .237 | 4 |
オフに中日から阿部選手を獲得した楽天。昨季は、近年の2課題であった走力(盗塁数)を小深田選手や西川選手の貢献もあり、克服しました。
しかし、それらのランナーを返す役割を期待していた外国人の不発もあり、最終的にはBクラスで終わってしまいました。先発陣の層が厚いだけに、打線に圧力を加えられるかが23年のキーポイントでしょう。
上記の意味でも、5番においた新外国人「フランコ選手」がどこまで日本野球に適用できるかは、チームの明暗を分けるかもしれません。
投手ローテーション予想
投手 | 防御率 | 勝 | 負 |
---|---|---|---|
早川 隆久 | 3.86 | 5 | 9 |
田中 将大 | 3.31 | 9 | 12 |
則本 昂大 | 3.53 | 10 | 8 |
岸 孝之 | 3.19 | 8 | 10 |
瀧中 瞭太 | 4.62 | 2 | 9 |
辛島 航 | 3.40 | 6 | 4 |
渡辺 翔太 | – | – | – |
小孫 竜二 | – | – | – |
荘司 康誠 | – | – | – |
先発として一定の成績を計算できた涌井投手がトレードで23年シーズンはいません。
それでも、これだけの名高い実績ある投手陣が揃っていますが、5,6番手以降の投手の駒が足りません。リーグ制覇にはローテーションの隙間を埋める投手がどれだけの成績を残せるかも重要です。
ゆえに、今年のドラフトの上位4名がすべて投手指名だったと推察しています。さらに高卒ルーキーではなく、即戦力が期待される大卒/社会人投手の指名になるため、もしかすると、1年目から活躍する可能性もあります。
2022年の楽天イーグルスの振り返り
攻撃陣
選手名 | 打率 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|
浅村 栄斗 | .252 | 532 | 134 | 27 | 86 | .801 |
島内 宏明 | .298 | 541 | 161 | 14 | 77 | .826 |
小深田 大翔 | .267 | 424 | 113 | 2 | 29 | .670 |
鈴木 大地 | .257 | 408 | 105 | 5 | 35 | .685 |
辰己 涼介 | .271 | 409 | 111 | 11 | 35 | .755 |
西川 遥輝 | .218 | 372 | 81 | 7 | 37 | .683 |
炭谷 銀仁朗 | .237 | 253 | 60 | 4 | 18 | .593 |
銀次 | .261 | 238 | 62 | 0 | 26 | .620 |
茂木 栄五郎 | .223 | 238 | 53 | 9 | 30 | .695 |
マルモレホス | .208 | 202 | 42 | 7 | 28 | .620 |
各人、平均的な成績を残すシーズンとなりました。打率やOPSはリーグトップではありませんが、効率的な得点の繰り返しで、総得点数はパ・リーグトップです。
来季は新外国人の日本野球適応が攻撃陣の大きなテーマでしょう。
投手陣
選手名 | 防御率 | 勝利 | 敗北 | 勝率 | 投球回 | 奪三振 | 自責点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
田中 将大 | 3.31 | 9 | 12 | .429 | 163.0 | 126 | 60 |
岸 孝之 | 3.19 | 8 | 10 | .444 | 141.0 | 118 | 50 |
則本 昂大 | 3.53 | 10 | 8 | .556 | 125.0 | 104 | 49 |
早川 隆久 | 3.86 | 5 | 9 | .357 | 107.1 | 86 | 46 |
辛島 航 | 3.40 | 6 | 4 | .600 | 90.0 | 53 | 34 |
瀧中 瞭太 | 4.62 | 2 | 9 | .182 | 78.0 | 42 | 40 |
22年シーズンにローテーションを回した主要な6投手が23年シーズンも残ります。
前述したように、7枚目の頭角を現すルーキーの投手や22年活躍できなかった投手がローテーションの隙間で試合を作ることができるかが課題です。
また、中継ぎ陣も抑えの松井投手をはじめ、勝ちパターンが確立されています。投手力をみると、22年もAクラスレベルの成績であったとは言えるでしょう。
しかし、結果的に22年シーズンはリーグ最下位のチーム防御率に終わりました
守備陣
ポジション | UZR |
---|---|
全体 | 0.1 |
投手 | 3.7 |
捕手 | 0.2 |
一塁手 | 1.8 |
二塁手 | -4.6 |
三塁手 | 0.6 |
遊撃手 | -8.2 |
左翼手 | 11.5 |
中堅手 | -1.9 |
右翼手 | -2.5 |
UZR(Ultimate Zone Rating)とは、同じ守備機会を同じ守備位置の平均的な野手が守る場合に比べて、どれだけ失点を防いだかを表す守備の評価指標
UZRをみることで、他球団と比較して劣るポジションを推察することができます。
楽天の場合は、セカンドショートの二遊間が課題です。UZR全体最下位のオリックスが22年シーズンはリーグ優勝/日本一を獲得している異例なシーズンでしたが、オリックスには圧倒的な投手力があります。
その点、楽天は投手力はあるもののオリックスと比較すると劣ります。つまり、このようなUZR指標や打撃指標など、マイナスになっている課題を潰していく必要性は高いです。
【2023年】楽天イーグルスの注目ポイント
新外国人
22年シーズンは、新外国人として期待したマルモレホス選手とギッテンス選手が主軸として結果を残せませんでした。
しかし、楽天はそれでもリーグ2位の得点力を記録しています。この打線に外国人の爆発力が加われれば、より一層攻撃力の高いチームとして脅威になるでしょう。
シーズン後半戦
夏場以降、失速してしまうケースが近年目立ちます。
あえて名前を挙げることは避けますが、不振が続くベテラン選手を起用し続けた采配やチームが勝てないときも大きくオーダーを変えることはしていませんでした。
22年シーズンのオリックスのように、後半戦に底力を見せれるかどうかがポイントです。
若手の台頭
楽天の主力を担う選手は、野村監督や星野監督世代の選手も多く、高齢化が進んでいます。
辰巳選手や小深田選手も決して若い選手とは言えない年齢です。先発陣も早川投手が若手であるくらいで、瀧中投手も28歳となります。
未来の楽天を担う若手の台頭が必要でしょう。
【2023年確定版】楽天イーグルスの開幕スタメン
打順 | 守 | 選手名 |
---|---|---|
1番 | 中 | 辰己 涼介 |
2番 | 左 | 小深田 大翔 |
3番 | 指 | フランコ |
4番 | 二 | 浅村 栄斗 |
5番 | 右 | 島内 宏明 |
6番 | 二 | 阿部 寿樹 |
7番 | 遊 | 山崎 剛 |
8番 | 三 | 伊藤 裕季也 |
9番 | 捕 | 安田 悠馬 |
上記オーダーに加え、先発投手は田中将大選手でした。
楽天は5人の投手の継投で日本ハム打線を3安打1失点と封じ込め、3-1と勝利いたしました。
楽天イーグルスの開幕予想スタメンまとめ
打 | 守 | 選手名 |
---|---|---|
1番 | 左 | 西川 遥輝 |
2番 | 遊 | 小深田 大翔 |
3番 | 一 | 浅村 栄斗 |
4番 | 右 | 島内 宏明 |
5番 | 指 | フランコ |
6番 | 三 | 鈴木 大地 |
7番 | 二 | 阿部 寿樹 |
8番 | 中 | 辰己 涼介 |
9番 | 捕 | 炭谷 銀仁朗 |
新加入のフランコ選手、阿部選手が注目されることはもちろんですが、実績あるベテラン選手にかわる若手選手の台頭が未来の楽天を考えても1番の課題ではないでしょうか。
また、ここ数年続く後半戦に失速しないかどうかがチームとして優勝のためのポイントになりそうですね。
結果
打順 | 守 | 選手名 |
---|---|---|
1番 | 中 | 辰己 涼介 |
2番 | 左 | 小深田 大翔 |
3番 | 指 | フランコ |
4番 | 二 | 浅村 栄斗 |
5番 | 右 | 島内 宏明 |
6番 | 二 | 阿部 寿樹 |
7番 | 遊 | 山崎 剛 |
8番 | 三 | 伊藤 裕季也 |
9番 | 捕 | 安田 悠馬 |
開幕戦スコア:楽天3-1日本ハム