プロ野球のプロテクト制度とは?人数や対象外になる条件を徹底解説!

プロ野球 プロテクト制度

オフシーズンになると耳にすることのあるプロテクト制度。名前は聞いたことはあるけれど、どんなものか詳しくは知らない。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、プロテクト制度とはどんなものなのか、人数や対象外となる条件などについて紹介しています。

FA(フリーエージェント)や人的補償制度も絡めながら解説していきます!

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目次

プロ野球のプロテクト制度とは

野球スタジアム

プロテクト制度というのは、簡単にいうと、人的補償として選手を獲得することのできない制度を指します。

人的補償や獲得というと、なんの話か不明になる人もいるでしょう。実はこのプロテクト制度、FA制度とつながりがあるのです。

FA制度

FA制度というものがプロ野球には存在します。FA制度とは、選手が規定の年数や試合に出場することによってFA(フリーエージェント)権を獲得し、他球団と移籍交渉をすることができる制度です。

FA権は一定の条件(※後程紹介)をクリアする必要があるため、FA対象の選手はチーム内でも主力の選手であることが多いです。そのため、主力である選手がFAで抜けてしまうと、所属元のチームは戦力が落ちてしまいます。

そこで、戦力の差を生み出さないために存在しているのが、人的補償制度です。

人的補償制度

人的補償制度というのは、上記で紹介したFA制度にて、移籍した選手分の補強をすることができる制度です。

ただし、FA制度で移籍した選手全てに人的補償制度があるのではなく、年俸によって変わります。

年俸がチーム内で上位10位の場合のみ、人的補償制度が発生します。

FAで選手を獲得し、人的補償が適用される場合、プロテクトをかけることができます。

プロテクトの目的

人的補償が適用される際に、プロテクトをかけることが可能です。

全ての選手がフリーで取れてしまうと、主力選手も持っていかれる可能性も出てきてしまいます。

主力選手や大事に育てたい選手を持っていかれないようにするためにするのがプロテクト制度です。

どんな人をプロテクトにかけるかどうかは以下で紹介しています。

プロ野球のプロテクトの人数と条件

野球 審判 フリー

プロテクトにかけることのできる人数は決まっています。

支配下登録されている選手の中から28人です。

育成選手や新人選手はプロテクトの対象外となっているため、プロテクトをかけなくて問題ありません。複数年契約している選手は、プロテクトをかけるという決まりです。

また、外国人枠が適用外となった選手(長年日本でプレーしている選手)もプロテクトをかけなくてはなりません。

28人をプロテクトするとなると、多いように聞こえるかと思います。しかし、レギュラーである選手や、レギュラーでなくとも1軍で出場する可能性の高い選手などをプロテクトするとなると、あっという間に28人の枠は埋まるのです。

プロテクトの裏道

読売ジャイアンツがよく使う手ですが、一度選手を育成契約に落とすことで、人的保証の対象から外す手法があります。

上記をすることで、実質的なプロテクト人数が増えます。今年も11選手をオフに育成契約しました。

オフに育成契約した選手をシーズン中に支配下登録し、公式戦で実際に起用しています

プロ野球のプロテクト制度まとめ

28人しかかけることのできないプロテクト。

球団としてもどの選手をプロテクトにかけるかどうか悩むと思います。FA宣言をして他球団に行くことが決まった選手がいたら、どんな選手が人的補償になるのかを注目するのも楽しいです。

また、プロテクトにかかっている選手は発表されないため、どの選手がプロテクトにかかっていたのか予想するのも面白いと思います。

色々なことに着目してFAの動向を見守ってみてください!

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