富山県は、ロッテで新人王や最優秀防御率を獲得した石川歩、横浜の日本一を支えた進藤達哉など、プロ野球で実績を残した選手を輩出しています。
野手では、首位打者に輝いた吉岡悟や、広島で代打の切り札として活躍した浅井樹などが知られています。現役でも、西野勇士や内山壮真らが一軍で経験を重ねています。
本記事では、富山県出身のプロ野球選手を現役・OBの両方から紹介します。出生地を基準に出身市町村や代表的な実績を整理し、最後に守備経験と実績を踏まえた独自のベストナインをまとめました。
富山県出身のプロ野球選手一覧
石川歩|魚津市出身

石川歩は、魚津市出身の右腕投手です。滑川高校、中部大学、東京ガスを経て、2013年のドラフト1位でロッテに入団しました。
新人の2014年に10勝を挙げ、パ・リーグ新人王を受賞。2016年には14勝、防御率2.16を記録して最優秀防御率を獲得し、2017年のWBCにも日本代表として出場しました。
シンカーを軸にした投球でロッテの先発陣を支え、2025年限りで退団。2026年はオランダのツインズ・オーステルハウトでプレーしています。
西野勇士|高岡市出身

西野勇士は、ロッテに所属する高岡市出身の右腕投手です。新湊高校から2008年の育成ドラフト5位で入団し、支配下登録を経て一軍の戦力となりました。
先発として頭角を現した後、2014年からは抑えとして活躍。フォークを武器にセーブを積み重ね、2015年には34セーブを記録しました。
右肘の手術とリハビリを乗り越え、先発としても復帰。2023年と2024年にはそれぞれ9勝を挙げるなど、先発と救援の両方で実績を残しています。
荒木貴裕|小矢部市出身

荒木貴裕は、小矢部市出身の元野手です。帝京第三高校、近畿大学を経て、2009年のドラフト3位でヤクルトに入団しました。
一塁をはじめとする内野に加え、外野も守る対応力が持ち味。代打や守備固めなど、試合途中からの起用でもチームを支えました。
ヤクルト一筋で14年間プレーし、2023年に現役を引退。本記事のベストナインでは、外野での出場経験と打撃、走塁での貢献を踏まえて選出しています。
浅井樹|富山市出身

浅井樹は、富山市出身の元野手です。富山商業高校から1989年のドラフト6位で広島に入団し、2006年まで広島一筋でプレーしました。
左の代打として活躍し、通算1,070試合に出場。523安打、52本塁打、打率.285を記録し、2000年には自身最多の13本塁打を放ちました。
外野に加えて一塁も守り、先発出場と代打の両方で打線を支えました。引退後は広島のコーチなどを務め、本記事のベストナインでは一塁手として選出しています。
進藤達哉|高岡市出身

進藤達哉は、高岡市出身の元内野手です。高岡商業高校から大洋に入団し、球団名が横浜となった後も内野陣を支えました。
1997年から1999年まで、三塁手部門のゴールデン・グラブ賞を3年連続で受賞。1998年には正三塁手として、横浜のリーグ優勝と日本一に貢献しました。
現役後半はオリックスでもプレー。引退後は横浜・DeNAのコーチや富山サンダーバーズの監督などを務め、守備技術の指導にも携わっています。
田畑一也|高岡市出身

田畑一也は、高岡市出身の元右腕投手です。高岡第一高校、北陸銀行、田畑建工を経て、1991年のドラフト10位でダイエーに入団しました。
ヤクルトへ移籍した1996年に12勝、翌1997年には15勝を記録。1997年は先発陣の中心としてリーグ優勝と日本一に貢献し、古田敦也と最優秀バッテリー賞を受賞しました。
その後は近鉄、巨人でもプレーし、NPB通算37勝を記録。引退後は投手コーチなどとして指導に携わりました。
山田龍聖|氷見市出身
山田龍聖は、巨人に所属する氷見市出身の左腕投手です。高岡商業高校、JR東日本を経て、2021年のドラフト2位で入団しました。
高岡商業高校時代は、2018年夏の甲子園で大阪桐蔭を相手に11三振を奪う力投を披露。社会人野球を経て、力強い直球を武器にプロ入りしました。
2025年は育成契約から支配下登録へ復帰。2026年も巨人で、一軍の登板機会を広げることを目指しています。
森田駿哉|富山市出身
森田駿哉は、巨人に所属する富山市出身の左腕投手です。富山商業高校、法政大学、Honda鈴鹿を経て、2023年のドラフト2位で入団しました。
プロ1年目は左肘の手術を経験しましたが、2025年に一軍デビュー。先発としてプロ初勝利も挙げました。
2026年は救援でも登板し、役割を広げています。社会人野球で培った投球術を生かし、巨人の投手陣を支える存在を目指しています。
内山壮真|上市町出身
内山壮真は、ヤクルトに所属する中新川郡上市町出身の野手です。星稜高校から2020年のドラフト3位で入団しました。
捕手としてプロ入りし、2022年の日本シリーズ第2戦では、九回に代打で同点3ランを記録。その後は外野でも出場機会を広げ、2025年には116試合で打率.262、8本塁打、48打点を記録しました。
2026年は内野手登録となっています。本記事のベストナインでは、左翼での出場経験と打撃実績を踏まえて配置しています。
吉岡悟|上市町出身
吉岡悟は、中新川郡上市町出身の元内野手です。富山商業高校から東京オリオンズに入団し、太平洋クラブなどを経て日本ハムでもプレーしました。
太平洋クラブ時代の1976年に打率.309を記録し、パ・リーグ首位打者を獲得。同年には二塁手部門のベストナインにも選出されています。
同年には1試合3三塁打の日本記録も樹立。富山県出身の野手を語るうえで欠かせない、打撃タイトル獲得者です。
土肥健二|射水市出身
土肥健二は、旧新湊市、現在の射水市出身の元捕手です。高岡商業高校から1968年のドラフト4位でロッテに入団し、1983年までプレーしました。
捕手として投手陣を支える一方、打撃でも力を発揮。外野での出場経験もあり、複数の役割を担いながらロッテ一筋で現役生活を送りました。
引退後は捕手の指導にも携わっています。本記事のベストナインでは、一軍で積み重ねた捕手としての経験を評価しました。
湯上谷竑志|黒部市出身
湯上谷竑志は、黒部市出身の元内野手です。星稜高校から1984年のドラフト2位で南海に入団し、球団がダイエーとなった後もプレーしました。
二塁を中心に遊撃、三塁、外野も守り、通算1,242試合に出場。855安打、141盗塁を記録し、走力と守備の対応力でチームを支えました。
本記事のベストナインでは、遊撃での出場経験と長年の一軍実績を踏まえて選出しています。
紺田敏正|砺波市出身
紺田敏正は、砺波市出身の元外野手です。高岡商業高校、国士舘大学を経て、2002年のドラフト6巡目で日本ハムに入団しました。
俊足と外野守備を持ち味に、代走や守備固めとして活躍。巨人でのプレーも経験し、日本ハムへ復帰した2012年に現役を引退しました。
引退後は日本ハムで外野守備や走塁の指導に携わっています。本記事のベストナインでは、走力と外野守備を評価して中堅手に配置しました。
富山県出身のプロ野球選手ベストナイン

富山県出身の現役・OBから、通算実績やタイトル、守備・走塁の特徴を踏まえてベストナインを選びました。DHは設けず、浅井樹は一塁、湯上谷竑志は遊撃、内山壮真と荒木貴裕は外野での出場経験を考慮して配置しています。
| 守備位置 | 選手名 | 出身地 | 主な実績・選出理由 |
|---|---|---|---|
| 投手 | 石川歩 | 魚津市 | 2014年新人王、2016年最優秀防御率。ロッテの先発陣を支え、2017年にはWBC日本代表として出場しました。 |
| 捕手 | 土肥健二 | 射水市 | ロッテ一筋でプレー。長年にわたり一軍で積み重ねた捕手としての経験と、投手陣への貢献を評価しました。 |
| 一塁手 | 浅井樹 | 富山市 | 通算523安打、52本塁打、打率.285。代打での実績と一塁での守備経験を踏まえて選出しました。 |
| 二塁手 | 吉岡悟 | 上市町 | 1976年に打率.309で首位打者を獲得。同年の二塁手部門ベストナインにも選出された実績を評価しました。 |
| 三塁手 | 進藤達哉 | 高岡市 | 1997年から3年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞。1998年には横浜の日本一に貢献しました。 |
| 遊撃手 | 湯上谷竑志 | 黒部市 | 通算855安打、141盗塁。遊撃での守備経験に加え、走力と長年の一軍実績を評価しました。 |
| 左翼手 | 内山壮真 | 上市町 | 2025年に116試合へ出場し、8本塁打、48打点を記録。左翼での出場経験と打撃力を踏まえて配置しました。 |
| 中堅手 | 紺田敏正 | 砺波市 | 日本ハムなどで活躍。俊足と外野守備を生かし、代走や守備固めでもチームを支えた点を評価しました。 |
| 右翼手 | 荒木貴裕 | 小矢部市 | ヤクルト一筋で14年間プレー。外野での出場経験と、代打・守備固めなど幅広い役割での貢献を評価しました。 |
※本ベストナインは、BASEBALL JOURNAL編集部による独自の基準で作成しています。NPBの公式表彰「ベストナイン」とは異なります。


