プロ野球では、毎年2、3月ごろになると「オープン戦」が開催されます。
オープン戦と公式戦にはいくつか違いがあり、ルールや選手の起用方法など公式戦とは異なる部分も多いです。
そこで本記事では、オープン戦とはどのようなものなのか、オープン戦は具体的にいつ頃行われるのか、オープン戦の過去の順位とシーズン中の結果についてなどまとめています。
プロ野球のオープン戦とは
プロ野球のオープン戦とは、シーズン前に開催される試合のことです。
シーズン中の試合は、リーグ内で試合を組みますが、オープン戦はリーグ関係なしに試合をおこなっています。
オープン戦の開催時期
開催時期:2月下旬~3月下旬
オープン戦の開催時期は、2月下旬から開幕までの3月下旬までです。
2月下旬は、どの球団も春季キャンプを沖縄県や宮崎県でおこなっていることが多いです。キャンプの時期は、各球団の本拠地などでオープン戦を行うのではなく、九州などの球場でオープン戦が開催されています。
3月になると、デーゲーム(お昼の試合)がメインとなって、本拠地などでオープン戦が行われています。
プロ野球のオープン戦と公式戦の違い
オープン戦と公式戦には、いくつか違いがあります。下記でそれぞれご紹介します。
延長戦がない
プロ野球の公式戦では、9回で決着がつかない場合、延長12回まで行われます。
しかし、オープン戦は公式戦ではないため、延長戦がありません。9回で同点でもその時点で試合は終了します。
DHを使うことができる
プロ野球の公式戦では、パ・リーグのみがDH制を導入しています。
しかし、オープン戦では、セ・リーグもDH制を使うことができます。
育成選手も出場できる
プロ野球の公式戦では、育成選手は出場できません。
支配下登録されている選手のみが出場できることになっています。しかし、オープン戦では育成選手も出場することが可能です。
プロ野球のオープン戦と公式戦の結果一覧【過去5年】
オープン戦と公式戦の過去の結果を見比べられるように表にまとめてみました。
オープン戦の順位は、両リーグ混合となっています。公式戦の順位は、セ・リーグとパ・リーグが存在するため、順位の後ろに、セ・リーグであれば(セ)、パ・リーグであれば(パ)と表示しています。
2018年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 読売ジャイアンツ | 3位(セ) |
2位 | 千葉ロッテマリーンズ | 5位(パ) |
3位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 6位(パ) |
4位 | 横浜DeNAベイスターズ | 4位(セ) |
5位 | オリックスバファローズ | 4位(パ) |
6位 | 北海道日本ハムファイターズ | 3位(パ) |
7位 | 埼玉西武ライオンズ | 1位(パ) |
8位 | 東京ヤクルトスワローズ | 2位(セ) |
9位 | 中日ドラゴンズ | 5位(セ) |
10位 | 福岡ソフトバンクホークス | 2位(パ) |
11位 | 広島東洋カープ | 1位(セ) |
12位 | 阪神タイガース | 6位(セ) |
2019年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 広島東洋カープ | 4位(セ) |
2位 | 福岡ソフトバンクホークス | 2位(パ) |
3位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 3位(パ) |
4位 | 読売ジャイアンツ | 1位(セ) |
5位 | オリックスバファローズ | 6位(パ) |
6位 | 千葉ロッテマリーンズ | 4位(パ) |
7位 | 横浜DeNAベイスターズ | 2位(セ) |
8位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6位(セ) |
9位 | 中日ドラゴンズ | 5位(セ) |
10位 | 埼玉西武ライオンズ | 1位(パ) |
11位 | 阪神タイガース | 3位(セ) |
12位 | 北海道日本ハムファイターズ | 5位(パ) |
2020年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 埼玉西武ライオンズ | 3位(パ) |
2位 | 福岡ソフトバンクホークス | 1位(パ) |
3位 | 阪神タイガース | 2位(セ) |
4位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 4位(パ) |
5位 | 横浜DeNAベイスターズ | 4位(セ) |
6位 | 広島東洋カープ | 5位(セ) |
7位 | 北海道日本ハムファイターズ | 5位(パ) |
8位 | 中日ドラゴンズ | 3位(セ) |
9位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6位(セ) |
10位 | 千葉ロッテマリーンズ | 2位(パ) |
11位 | オリックスバファローズ | 6位(パ) |
12位 | 読売ジャイアンツ | 1位(セ) |
2021年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 阪神タイガース | 2位(セ) |
2位 | 福岡ソフトバンクホークス | 4位(パ) |
3位 | 埼玉西武ライオンズ | 6位(パ) |
4位 | 千葉ロッテマリーンズ | 2位(パ) |
5位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 3位(パ) |
6位 | オリックスバファローズ | 1位(パ) |
7位 | 読売ジャイアンツ | 3位(セ) |
8位 | 広島東洋カープ | 4位(セ) |
9位 | 北海道日本ハムファイターズ | 5位(パ) |
10位 | 中日ドラゴンズ | 5位(セ) |
11位 | 横浜DeNAベイスターズ | 6位(セ) |
12位 | 東京ヤクルトスワローズ | 1位(セ) |
2022年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 4位(パ) |
2位 | 阪神タイガース | 3位(セ) |
3位 | 横浜DeNAベイスターズ | 2位(セ) |
4位 | 福岡ソフトバンクホークス | 2位(パ) |
5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 6位(パ) |
6位 | オリックスバファローズ | 1位(パ) |
7位 | 埼玉西武ライオンズ | 3位(パ) |
8位 | 中日ドラゴンズ | 6位(セ) |
9位 | 千葉ロッテマリーンズ | 5位(パ) |
10位 | 広島東洋カープ | 5位(セ) |
11位 | 読売ジャイアンツ | 4位(セ) |
12位 | 東京ヤクルトスワローズ | 1位(セ) |
プロ野球のオープン戦のまとめ
プロ野球のオープン戦の順位と、公式戦の順位にはあまり関係ないことが、表からわかります。
例えば2022年でいうと、オープン戦で12位だった東京ヤクルトスワローズですが、公式戦での結果はセ・リーグ1位です。オープン戦で1位だった、上位だったとしても、シーズン中には下位のチームの大逆転があるかもしれませんね。
オープン戦では支配下の選手だけでなく、育成の選手も試合に出られるため、チームとしても新たな戦力の発掘ができます。選手としても絶好のアピールのチャンスということもあり、いろいろな選手をみられるオープン戦の観戦はとても楽しいです。
ぜひオープン戦の時期も試合を見てもらいたいですね。
2023年のオープン戦結果
順位(オ) | チーム名 |
---|---|
1位 | オリックスバファローズ |
2位 | 北海道日本ハムファイターズ |
3位 | 読売ジャイアンツ |
4位 | 埼玉西武ライオンズ |
5位 | 中日ドラゴンズ |
6位 | 東京ヤクルトスワローズ |
7位 | 千葉ロッテマリーンズ |
8位 | 阪神タイガース |
9位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
10位 | 福岡ソフトバンクホークス |
11位 | 横浜DeNAベイスターズ |
12位 | 広島東洋カープ |