プロ野球ファンにとって、シーズンの始まりを告げる「オープン戦」は、公式戦とはまた違ったワクワクを感じられる貴重な期間です。2025年も各地の球場で熱戦が繰り広げられる予定で、若手の台頭や新戦力のテストなど、見逃せない注目ポイントが満載です。
しかし、「いつどこで試合があるのか分かりづらい」「チケットはどこで買えるの?」「ネット中継はあるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年のプロ野球オープン戦について、日程、チケット、視聴方法、注目選手まで、初めて観戦する方にもわかりやすく網羅的に解説します。
このページでわかること
- 2025年プロ野球オープン戦の開催日程と球場情報
- 注目カード・注目選手のチェックポイント
- チケットの購入方法と座席選びのヒント
- テレビ放送・ネット配信の視聴方法
プロ野球のオープン戦とは

プロ野球のオープン戦とは、シーズン前に開催される試合のことです。シーズン中の試合は、リーグ内で試合を組みますが、オープン戦はリーグ関係なしに試合をおこなっています。
オープン戦の開催時期
開催時期:2月下旬~3月下旬
オープン戦の開催時期は、2月下旬から開幕までの3月下旬までです。
2月下旬は、どの球団も春季キャンプを沖縄県や宮崎県でおこなっていることが多いです。キャンプの時期は、各球団の本拠地などでオープン戦を行うのではなく、九州などの球場でオープン戦が開催されています。
3月になると、デーゲーム(お昼の試合)がメインとなって、本拠地などでオープン戦が行われています。
プロ野球のオープン戦と公式戦の違い

オープン戦と公式戦には、いくつか違いがあります。下記でそれぞれご紹介します。
延長戦がない
プロ野球の公式戦では、9回で決着がつかない場合、延長12回まで行われます。
しかし、オープン戦は公式戦ではないため、延長戦がありません。9回で同点でもその時点で試合は終了します。
DHを使うことができる
プロ野球の公式戦では、パ・リーグのみがDH制を導入しています。しかし、オープン戦では、セ・リーグもDH制を使うことができます。
育成選手も出場できる
プロ野球の公式戦では、育成選手は出場できません。
支配下登録されている選手のみが出場できることになっています。しかし、オープン戦では育成選手も出場することが可能です。
オープン戦の観戦準備|チケット・アクセス・座席情報
オープン戦は公式戦よりも自由度が高く、観戦初心者や家族連れにとっても絶好の機会です。ただし、チケット販売スケジュールや球場ごとのルールを把握しておかないと、当日になって慌てることになりかねません。
チケットの購入方法と注意点
オープン戦のチケットは、主に以下の方法で販売されます。公式戦と比べて価格は比較的リーズナブルですが、人気カードや都市圏の試合は早期に売り切れることもあります。
特に注意すべきポイントは以下のとおりです。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
発売開始日 | 球団によって異なるため、事前の確認が必須 |
販売チャネル | プレイガイド、球団公式、当日券など |
支払い・受け取り方法 | コンビニ支払い、電子チケット、配送などに対応 |
座席の種類 | 内野自由席、外野応援席、親子シートなど選択肢が多い |

球場別アクセスと観戦マナー
アクセス情報と観戦マナーの理解は、観戦当日の快適さに直結します。特に地方球場や慣れないスタジアムでは、事前の情報収集が重要です。
- 球場の最寄駅・バス停・駐車場の有無を確認
↳交通機関の混雑や渋滞を避ける計画を立てる - 開場時間に合わせて早めの到着を心がける
↳混雑前にグッズ購入やスタンド移動ができる - 観戦中のスマホ撮影や応援スタイルのルールを確認
↳他の観客への配慮が求められる
マナーを守ることで、自分自身も周囲の観客も気持ちよく観戦ができます。

家族連れ・初心者向けの観戦ポイント
オープン戦は昼開催が多く、公式戦ほど混雑しないため、家族での観戦や初観戦に向いています。以下のポイントを押さえておくと、より快適に楽しめます。
- 親子チケットやグループ席の活用
↳料金が割安で、座席もまとまりやすい - 場内の設備を事前確認(授乳室・多目的トイレなど)
↳特に小さな子ども連れの場合は安心感が増す - 日差し対策や防寒グッズの準備
↳昼間開催でも球場の場所によっては冷えることがある
観戦初心者は「自由席=どこでも座れる」ではないことに注意が必要です。人気カードでは自由席エリアでも早めの入場が必要となる場合があります。

オープン戦の視聴方法|テレビ放送・ネット配信一覧

2025年のプロ野球オープン戦は、テレビ放送やネット配信を通じて全国どこからでも楽しむことができます。外出先でもスマホやタブレットで視聴できるため、試合を見逃さないための事前チェックが重要です。
スカパー、DAZNなどでの中継状況
主な配信・放送サービスとその特徴は以下の通りです。
- DAZN(Standard/Baseball)
↳セ・パ11球団をカバー。見逃し配信にも対応 - DMM×DAZNホーダイ
↳DAZNとDMMのセットプランで割安 - スカパー!プロ野球セット
↳12球団すべての試合を網羅。テレビとスマホで視聴可能 - パ・リーグTV
↳パ・リーグ主催試合をライブ・見逃し配信 - ベースボールLIVE
↳月額料金が安く、気軽に利用できる - Rakuten パ・リーグSpecial
↳楽天モバイル利用者は無料キャンペーンあり - GIANTS TV
↳読売ジャイアンツ戦を中心に全試合ライブ配信

無料・見逃し配信はある?
配信サービスによっては、無料視聴や見逃し対応も用意されています。
- 初月無料のキャンペーンがあるサービスを選べば、オープン戦をお得に視聴可能
- DAZN・パ・リーグTVは見逃し配信対応で、忙しい人でも安心
- 球団公式のYouTubeチャンネルで試合ハイライトが公開されることもある
(tips)プロ野球のオープン戦と公式戦の結果
オープン戦と公式戦の過去の結果を見比べられるように表にまとめてみました。
オープン戦の順位は、両リーグ混合となっています。公式戦の順位は、セ・リーグとパ・リーグが存在するため、順位の後ろに、セ・リーグであれば(セ)、パ・リーグであれば(パ)と表示しています。
2018年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 読売ジャイアンツ | 3位(セ) |
2位 | 千葉ロッテマリーンズ | 5位(パ) |
3位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 6位(パ) |
4位 | 横浜DeNAベイスターズ | 4位(セ) |
5位 | オリックスバファローズ | 4位(パ) |
6位 | 北海道日本ハムファイターズ | 3位(パ) |
7位 | 埼玉西武ライオンズ | 1位(パ) |
8位 | 東京ヤクルトスワローズ | 2位(セ) |
9位 | 中日ドラゴンズ | 5位(セ) |
10位 | 福岡ソフトバンクホークス | 2位(パ) |
11位 | 広島東洋カープ | 1位(セ) |
12位 | 阪神タイガース | 6位(セ) |
2019年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 広島東洋カープ | 4位(セ) |
2位 | 福岡ソフトバンクホークス | 2位(パ) |
3位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 3位(パ) |
4位 | 読売ジャイアンツ | 1位(セ) |
5位 | オリックスバファローズ | 6位(パ) |
6位 | 千葉ロッテマリーンズ | 4位(パ) |
7位 | 横浜DeNAベイスターズ | 2位(セ) |
8位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6位(セ) |
9位 | 中日ドラゴンズ | 5位(セ) |
10位 | 埼玉西武ライオンズ | 1位(パ) |
11位 | 阪神タイガース | 3位(セ) |
12位 | 北海道日本ハムファイターズ | 5位(パ) |
2020年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 埼玉西武ライオンズ | 3位(パ) |
2位 | 福岡ソフトバンクホークス | 1位(パ) |
3位 | 阪神タイガース | 2位(セ) |
4位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 4位(パ) |
5位 | 横浜DeNAベイスターズ | 4位(セ) |
6位 | 広島東洋カープ | 5位(セ) |
7位 | 北海道日本ハムファイターズ | 5位(パ) |
8位 | 中日ドラゴンズ | 3位(セ) |
9位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6位(セ) |
10位 | 千葉ロッテマリーンズ | 2位(パ) |
11位 | オリックスバファローズ | 6位(パ) |
12位 | 読売ジャイアンツ | 1位(セ) |
2021年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 阪神タイガース | 2位(セ) |
2位 | 福岡ソフトバンクホークス | 4位(パ) |
3位 | 埼玉西武ライオンズ | 6位(パ) |
4位 | 千葉ロッテマリーンズ | 2位(パ) |
5位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 3位(パ) |
6位 | オリックスバファローズ | 1位(パ) |
7位 | 読売ジャイアンツ | 3位(セ) |
8位 | 広島東洋カープ | 4位(セ) |
9位 | 北海道日本ハムファイターズ | 5位(パ) |
10位 | 中日ドラゴンズ | 5位(セ) |
11位 | 横浜DeNAベイスターズ | 6位(セ) |
12位 | 東京ヤクルトスワローズ | 1位(セ) |
2022年
順位(オ) | チーム名 | 順位(公) |
---|---|---|
1位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 4位(パ) |
2位 | 阪神タイガース | 3位(セ) |
3位 | 横浜DeNAベイスターズ | 2位(セ) |
4位 | 福岡ソフトバンクホークス | 2位(パ) |
5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 6位(パ) |
6位 | オリックスバファローズ | 1位(パ) |
7位 | 埼玉西武ライオンズ | 3位(パ) |
8位 | 中日ドラゴンズ | 6位(セ) |
9位 | 千葉ロッテマリーンズ | 5位(パ) |
10位 | 広島東洋カープ | 5位(セ) |
11位 | 読売ジャイアンツ | 4位(セ) |
12位 | 東京ヤクルトスワローズ | 1位(セ) |
まとめ|オープン戦を楽しむために
2025年のプロ野球オープン戦は、若手選手の台頭、新戦力の起用、ベテランの調整状況など、多くのドラマが詰まった注目イベントです。公式戦に向けたチームの仕上がりをチェックできる貴重な機会でありながら、昼開催が多く、観戦のハードルも低め。初心者や家族連れにもおすすめの野球体験となります。
この記事では、オープン戦の基礎知識から日程・会場情報、チケットの取り方、視聴方法、そして注目選手まで、観戦をより充実させるための情報を幅広く解説しました。自分の応援チームをしっかり追いかけたい方にとって、必要な準備が整った状態になっているはずです。
実際に観戦・視聴する際は、チケットの発売時期や配信サービスの登録を忘れずに行いましょう。また、地方球場を訪れる場合はアクセスや宿泊の計画も含めて、余裕を持ったスケジューリングが大切です。