毎年、大きな注目を集める全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」。北海道では夏の地方大会が北北海道・南北海道に分かれており、それぞれの優勝校が甲子園に出場します。
本記事では、北北海道の高校野球強豪校を私立・公立に分けて紹介します。直近10年間の甲子園出場校や全国大会での成績もまとめました。
掲載を希望する高校がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
北北海道の甲子園出場校【直近10年】
北北海道の高校が出場した春・夏の甲子園について、2017年から2026年までの結果を紹介します。南北海道の強豪校については、別記事をご覧ください。

春のセンバツ
春のセンバツは北海道全体で選考されるため、北北海道と南北海道に個別の出場枠が設けられているわけではありません。
| 年 | 北北海道地区の出場校 | 成績 |
|---|---|---|
| 2017年 | - | - |
| 2018年 | - | - |
| 2019年 | - | - |
| 2020年 | 白樺学園 帯広農 | 大会中止 |
| 2021年 | - | - |
| 2022年 | クラーク記念国際 | 1回戦 |
| 2023年 | クラーク記念国際 | 1回戦 |
| 2024年 | 別海(21世紀枠) | 1回戦 |
| 2025年 | - | - |
| 2026年 | - | - |
2020年は白樺学園と帯広農が選出されましたが、新型コロナウイルスの影響で大会そのものが中止となりました。
2022年と2023年にはクラーク記念国際が2年連続で出場。2024年には道東の別海高校が21世紀枠で初出場を果たしています。
2025年は東海大札幌、2026年は北照が北海道代表に選ばれたため、北北海道地区からの出場校はありませんでした。
北海道の一般選考枠は原則1校です。秋季北海道大会では北北海道・南北海道の高校が同じトーナメントで争うため、センバツ出場は非常に狭き門となっています。
夏の選手権
| 年 | 北北海道代表 | 全国大会成績 |
|---|---|---|
| 2017年 | 滝川西 | 1回戦 |
| 2018年 | 旭川大高 | 1回戦 |
| 2019年 | 旭川大高 | 1回戦 |
| 2020年 | 大会中止 | - |
| 2021年 | 帯広農 | 1回戦 |
| 2022年 | 旭川大高 | 1回戦 |
| 2023年 | クラーク記念国際 | 2回戦 |
| 2024年 | 白樺学園 | 1回戦 |
| 2025年 | 旭川志峯 | 1回戦 |
| 2026年 | 白樺学園 | 1回戦 |
2025年は旭川志峯が北北海道大会決勝で白樺学園を4対3で破り、3年ぶり11回目の夏の甲子園出場を決めました。全国大会では広陵に1対3で敗れています。
2026年は白樺学園が2年ぶり5回目の代表となりましたが、1回戦で東日大昌平に1対2で惜敗しました。
直近10年間で全国大会の勝利を記録したのは、2023年のクラーク記念国際です。前橋商に7対1で勝利し、春夏を通じて甲子園初勝利を挙げました。
一方、代表校は旭川志峯・クラーク記念国際・白樺学園・帯広農・滝川西と分散しています。絶対的な一強ではなく、複数の高校に代表のチャンスがある地区といえるでしょう。
【私立】北北海道の強豪校一覧
近年の北北海道大会では、旭川志峯・クラーク記念国際・白樺学園の私立3校が中心となっています。
旭川志峯高校

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 旧校名 | 旭川大学高校 |
| 郵便番号 | 〒079-8505 |
| 所在地 | 北海道旭川市永山7条16丁目3-16 |
| 春の甲子園 | 出場なし |
| 夏の甲子園 | 11回 |
旭川志峯高校は、旧校名の旭川大学高校時代から北北海道を代表する強豪校です。2023年4月に現在の「旭川志峯高校」へ校名を変更しました。
2022年夏に旭川大学高校として10回目の甲子園出場を達成。2025年には校名変更後初となる夏の甲子園出場を果たし、歴代最多を更新する11回目の代表となりました。
専用野球場や室内練習場などの施設が充実している点も特徴です。
主なOBには、北海道日本ハムファイターズなどでプレーした沼田翔平、広島東洋カープの持丸泰輝がいます。
クラーク記念国際高校
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| キャンパス | 深川キャンパス |
| 郵便番号 | 〒078-0151 |
| 所在地 | 北海道深川市納内町3丁目2-40 |
| 春の甲子園 | 2回 |
| 夏の甲子園 | 2回 |
クラーク記念国際高校は、2014年に硬式野球部が創部された比較的新しいチームです。
駒大岩見沢を甲子園に導いた佐々木啓司監督のもとで急成長し、2016年夏に初出場。2022年春、2023年春、2023年夏にも甲子園へ出場しました。
2023年夏には前橋商を7対1で破り、春夏を通じて甲子園初勝利を達成しています。
2024年夏は準優勝、2025年夏は北北海道大会ベスト8。2026年春には全道大会準優勝を果たすなど、引き続き北北海道の優勝候補に挙げられる存在です。
白樺学園高校

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 郵便番号 | 〒082-0082 |
| 所在地 | 北海道河西郡芽室町北伏古東7線10-1 |
| 春の甲子園 | 1回 |
| 夏の甲子園 | 5回 |
白樺学園高校は、十勝地方を代表する私立の強豪校です。なお、学校名は「白華学園」ではなく「白樺学園」が正しい表記です。
2020年春に初めてセンバツ出場校に選ばれましたが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止となりました。
夏は2024年に9年ぶり4回目の甲子園出場を達成。2025年も北北海道大会決勝まで進みましたが、旭川志峯に3対4で惜敗しています。
2026年には北北海道大会を制し、2年ぶり5回目の夏の甲子園出場を果たしました。全国大会では東日大昌平と接戦を演じたものの、1対2で敗れています。
近年の安定感を考えると、現在の北北海道を代表する強豪校の一つです。
帯広大谷高校

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 郵便番号 | 〒080-2469 |
| 所在地 | 北海道帯広市西19条南4丁目35-1 |
| 春の甲子園 | 出場なし |
| 夏の甲子園 | 1回 |
帯広大谷高校は、2013年夏に北北海道大会を制し、甲子園初出場を果たしました。
2021年夏は北北海道大会準優勝、2025年夏はベスト4に進出。甲子園からは遠ざかっているものの、十勝地区では白樺学園と並んで上位進出が期待される高校です。
主なOBには、北海道日本ハムファイターズなどで活躍した杉浦稔大がいます。
【公立】北北海道の強豪校一覧
北北海道では私立勢が結果を残す一方、帯広農・滝川西・遠軽・士別翔雲などの公立校も上位に進出しています。
帯広農業高校
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 郵便番号 | 〒080-0834 |
| 所在地 | 北海道帯広市稲田町西1線9 |
| 春の甲子園 | 1回 |
| 夏の甲子園 | 2回 |
帯広農業高校は、近年の北北海道で大きな実績を残している公立校の一つです。
2020年春のセンバツに21世紀枠で選出されましたが、大会は中止。その後に行われた甲子園高校野球交流試合では、健大高崎に4対1で勝利しました。
2021年夏には北北海道大会決勝で帯広大谷を19対2で破り、39年ぶり2回目の夏の甲子園出場を達成しています。
農業高校らしい特色を持ちながら、全国大会への出場実績もある注目校です。
滝川西高校

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 郵便番号 | 〒073-0044 |
| 所在地 | 北海道滝川市西町6丁目3-1 |
| 春の甲子園 | 1回 |
| 夏の甲子園 | 3回 |
滝川西高校は、空知地区を代表する公立の強豪校です。
2017年には北北海道大会を制し、19年ぶり3回目となる夏の甲子園出場を果たしました。
2021年と2022年は2年連続で北北海道大会ベスト4。近年は甲子園から遠ざかっていますが、公立校の中では安定して名前が挙がる伝統校です。
遠軽高校

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 郵便番号 | 〒099-0414 |
| 所在地 | 北海道紋別郡遠軽町南町1丁目 |
| 春の甲子園 | 1回 |
| 夏の甲子園 | 出場なし |
遠軽高校は、オホーツク地区を代表する公立の伝統校です。
2005年から2012年までに北北海道大会で4度準優勝。2013年には21世紀枠で春のセンバツに初出場し、初戦でいわき海星に勝利しました。
夏の甲子園にはまだ出場していませんが、地域に根差した活動を続けながら、悲願の北北海道大会制覇を目指しています。
士別翔雲高校
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 郵便番号 | 〒095-0006 |
| 所在地 | 北海道士別市東6条北6丁目24 |
| 春の甲子園 | 出場なし |
| 夏の甲子園 | 出場なし |
士別翔雲高校は、近年の北北海道大会で存在感を高めている公立校です。
2023年と2024年に2年連続でベスト4へ進出し、2025年もベスト4に入りました。3年連続で北北海道大会の準決勝まで勝ち上がっており、甲子園初出場が期待される高校の一つです。
現時点で春夏の甲子園出場経験はありませんが、近年の成績を考えると、公立の有力校として外せない存在です。
北北海道の強豪校ランキング
直近の甲子園出場実績や北北海道大会での安定感をもとに、現在の強豪校をランキング形式で整理しました。
| 順位 | 高校 | 区分 | 近年の主な実績 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 白樺学園 | 私立 | 2024年・2026年夏の甲子園出場 |
| 2位 | 旭川志峯 | 私立 | 2022年・2025年夏の甲子園出場 |
| 3位 | クラーク記念国際 | 私立 | 2022年春、2023年春夏の甲子園出場 |
| 4位 | 士別翔雲 | 公立 | 2023年から2025年まで3年連続夏ベスト4 |
| 5位 | 帯広農 | 公立 | 2020年センバツ選出、2021年夏出場 |
| 6位 | 帯広大谷 | 私立 | 2021年準優勝、2025年ベスト4 |
| 7位 | 滝川西 | 公立 | 2017年夏出場、2021年・2022年ベスト4 |
現在の北北海道は、白樺学園・旭川志峯・クラーク記念国際の私立3校が中心です。
一方で、士別翔雲や帯広農、滝川西などの公立校にも上位進出の可能性があります。近年は代表校が固定されておらず、複数の高校が甲子園を狙える地区となっています。
夏は北北海道大会の優勝校がそのまま甲子園に出場できますが、春は北海道全体で原則1枠です。そのため、北北海道の高校にとってセンバツ出場は、夏以上に難しい目標といえるでしょう。
最新の出場校や試合結果は、日本高等学校野球連盟公式サイトでも確認できます。


