四国地方は、香川/愛媛/高知/徳島から成り立ちます。
正直、甲子園において絶対的な結果を残すイメージはありません。
ただ、安定的な結果を残すイメージは強いです(高知の明徳や愛媛の済美など)。
そこで本記事では、四国地方の甲子園出場校と強豪校をそれぞれ分析しました。
四国地方の高校野球の特徴
- 香川
- 愛媛
- 高知
- 徳島
以上の4県から成り立ちます。四国といえば、やはり高知の明徳はほぼ毎年甲子園に出場してきます。
それどころか、初戦はほとんどの確率で勝ってくるところが堅実さとデータ分析のレベルの高さも物語っています。
馬淵マジックともよばれ、監督も含めて全国的に有名です。
四国地方の高校数
都道府県 | 校数 |
---|---|
香川 | 38 |
愛媛 | 54 |
高知 | 24 |
徳島 | 29 |
高地と徳島に関しては、32チームにも2022年の地方大会参加高校は満たなかったです。
そのため、ほとんどのチームがベスト16からのスタート。4連勝で甲子園出場が決まります。
香川県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 高松商 | ベスト8 |
21年 | 高松商 | 3回戦敗退 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 高松商 | 1回戦敗退 |
18年 | 丸亀城西 | 1回戦敗退 |
17年 | 三本松 | ベスト8 |
16年 | 尽誠学園 | 2回戦敗退 |
15年 | 寒川 | 1回戦敗退 |
14年 | 坂出商 | 1回戦敗退 |
13年 | 丸亀 | 2回戦敗退 |
12年 | 香川西 | 1回戦敗退 |
11年 | 英明 | 2回戦敗退 |
10年 | 英明 | 1回戦敗退 |
香川県は、夏2回、春3回の優勝実績を持ちます。
ここ数十年は優勝からは遠ざかっていますが、夏の甲子園において5大会以内に2度のベスト8など、上位に勝ち進んでくることも多くなってきました。
高松商
22年に、読売ジャイアンツからドラフト1位指名を受けた浅野翔吾選手の母校です。
全国的に有名なブラスバンド応援や、オリジナルソング「プリティフライ」など、多くの高校野球ファンから認知されている高校になります。
22年春夏ベスト8など、全国区でも結果を残している強豪校です。
愛媛県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 帝京五 | 2回戦敗退 |
21年 | 新田 | 2回戦敗退 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 宇和島東 | 2回戦敗退 |
18年 | 済美 | ベスト4 |
17年 | 済美 | 3回戦敗退 |
16年 | 松山聖陵 | 2回戦敗退 |
15年 | 今治西 | 1回戦敗退 |
14年 | 小松 | 1回戦敗退 |
13年 | 済美 | 3回戦敗退 |
12年 | 今治西 | 1回戦敗退 |
11年 | 今治西 | 1回戦敗退 |
10年 | 宇和島東 | 1回戦敗退 |
愛媛県は、甲子園の勝率ランキングでは全国2位です。しかし、ここ数年は初戦敗退も多く勝率は低下しています。
やはり初期の頃(1950~1960年の7大会)のうち3度の優勝、ベスト4、ベスト8と安定した結果を残していたことが、現在の勝率の高さに起因しています。
また、春夏あわせて10度の優勝と、優勝回数でも全国8位の成績です。
済美
2013年には、現楽天の安樂智大投手を擁してセンバツ準優勝の結果を残しています。
また、2018年には夏の大会ベスト4と、出場回数(6回)は決して多くありませんが、近年の愛媛で一番インパクトがあり、結果も残している強豪校になります。
高知県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 明徳義塾 | 2回戦敗退 |
21年 | 明徳義塾 | ベスト8 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 明徳義塾 | 2回戦敗退 |
18年 | 高知商 | 3回戦敗退 |
17年 | 明徳義塾 | 2回戦敗退 |
16年 | 明徳義塾 | ベスト4 |
15年 | 明徳義塾 | 1回戦敗退 |
14年 | 明徳義塾 | 2回戦敗退 |
13年 | 明徳義塾 | ベスト8 |
12年 | 明徳義塾 | ベスト4 |
11年 | 明徳義塾 | 2回戦敗退 |
10年 | 明徳義塾 | 2回戦敗退 |
勝率ランキング5位の高知県ですが、優勝回数は5回と決して多くはありません。
上記のとおり、2010年以降の夏の甲子園初戦敗退は2度のみで、それ以外は必ず初戦突破しています。
初戦であれば、あの大阪桐蔭にも勝利を収めています(2012年夏)
明徳義塾
馬淵監督による「馬淵マジック」とよばれる采配で、毎年勝てるチームを作り上げてきます。
また、松井秀喜選手が甲子園で5打席連続敬遠にあったことは有名ですが、その時の相手校が明徳義塾であり、さらに監督は馬淵監督でした。
甲子園の監督賞リランキングでも54勝で歴代4位となっています。
徳島県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 鳴門 | 1回戦敗退 |
21年 | 阿南光 | 1回戦敗退 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 鳴門 | 2回戦敗退 |
18年 | 鳴門 | 1回戦敗退 |
17年 | 鳴門渦潮 | 1回戦敗退 |
16年 | 鳴門 | ベスト8 |
15年 | 鳴門 | 1回戦敗退 |
14年 | 鳴門 | 2回戦敗退 |
13年 | 鳴門 | ベスト8 |
12年 | 鳴門 | 2回戦敗退 |
11年 | 徳島商 | 3回戦敗退 |
10年 | 鳴門 | 1回戦敗退 |
徳島県は近年、上位にもなかなか勝ち進んでこないため、県として強いイメージはありません。
しかし、池田高校が一時期黄金期を築き上げたため、甲子園では6度の優勝を誇ります。
鳴門
徳島県内最多出場の鳴門高校(14回)。
センバツは優勝、夏の甲子園は準優勝の実績も過去にはありますが、平成以降、決勝どころかベスト4以上に勝ち進めることができていません。
過去10大会中、8度徳島の代表となっている鳴門高校、より全国で勝てるチームになれるかがポイントです。
四国地方の強豪校まとめ
- 高松商(香川県)
- 済美(愛媛県)
- 明徳義塾(高知県)
- 鳴門(徳島県)
四国地方は上記4校を代表的な強豪校として紹介しました。
4県のうち2県が甲子園の勝率ランキング上位5位以内に入るなど、毎年安定した結果を残しています。
優勝からは近年遠ざかっているため、どの県がつぎに優勝旗を持って帰るかが見物です。