初めての野球観戦。「どんな席を選べばいいの?」「ちゃんと楽しめるかな?」そんな不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。スタジアムにはさまざまな座席があり、それぞれに見え方や雰囲気が異なります。初心者が安心して観戦を楽しむためには、自分に合った座席選びがとても大切です。
この記事では、野球観戦が初めての方でも迷わず座席を選べるように、座席ごとの特徴や選び方のポイント、チケットの買い方までを丁寧に解説します。雰囲気を味わうだけでも楽しいのが野球観戦。
ルールを知らなくても、気軽にスタジアムの一体感を楽しめるコツも紹介しています。
このページでわかること
- 初心者に向いている座席の種類と特徴
- 座席選びの基準(見やすさ・予算・雰囲気)の考え方
- チケット購入時の注意点とおすすめの購入方法
- 初観戦でも安心できるスタジアムの楽しみ方
野球観戦で座る座席の違い

ホーム戦
プロ野球では、主催チームを「ホーム」、対戦相手を「ビジター」と表現します。
基本的に、ホームは一塁側、ビジターは三塁側となりますが、以下パ・リーグ球団は逆です。
- 西武
- 楽天
- 日本ハム
どのチームが主催の試合に観戦に行くのか確認しましょう。その試合が応援しているチーム主催の試合であれば、一塁側で席を選択することがおすすめです。
内野席
内野席は、ホームベースに近い席です。
応援歌などを歌うこともなく、比較的ゆっくりお酒を飲みながら野球観戦できます。しかし、ファールボールが飛んでくることが多いため、その点は注意が必要です。
外野席
外野席は、ホームベースから遠い席です。
応援しているチームが攻撃中の場合は、立ちながら応援歌を歌います。非常に熱狂的なファンが多いため、時に喧嘩が発生することもあります。
立見席
東京ドームなど、一部球場には立見席があります。
チケットも安く、仕事帰りに軽く野球観戦する方や当日チケットを購入できなかった方がよく購入されています。
内野席と外野席の違い
項目 | 内野席 | 外野席 |
---|---|---|
価格 | 5,000円 | 2,300円 |
見やすさ | ◎ | △ |
ファン層 | 一般 | 熱狂的 |
上記からも、まずは内野席で落ち着きながら野球を観戦することをおすすめします。
外野に行ってしまうと、周りに合わせて知りもしない応援歌を歌う必要があります。
指定席の種類
基本的に、野球の席は指定席です。しかし、球場によっては指定席と自由席で分かれています。
東京ドームの立見席も、自由席と同義になります。
人気の試合になればなるほど、すべての座席が指定席となることが多いです。
初心者に最適な座席の選び方と判断ポイント

初めての野球観戦では、「どの席を選べば楽しめるか」が最初の大きなハードルです。座席の位置によって見え方や雰囲気は大きく異なり、選び方を間違えると観戦そのものが楽しめなくなる可能性もあります。
座席選びの基準|予算・見やすさ・雰囲気
初心者が迷わず座席を選ぶには、まず「自分にとって何が大事か」を明確にすることがポイントです。座席ごとの違いを以下の表にまとめました。
基準 | チェックポイント |
---|---|
予算 | 高額な席はバックネット裏/比較的安価な外野席は初心者には不向きな場合も |
見やすさ | 内野中段やベンチ上付近が全体を把握しやすい |
雰囲気 | 応援が賑やかな外野、落ち着いた観戦ができる内野席など好みに応じて選択 |
それぞれの座席が持つ特徴を知ることで、自分に合ったスタイルの観戦が見つかりやすくなります。
初心者の知識レベル別おすすめ座席
「野球のルールが分からないけど観てみたい」「応援を楽しみたい」など、観戦の目的は人によって異なります。初心者の知識レベルごとに最適な座席の傾向は次の通りです。
- まったくの初心者(ルールが曖昧)
↳バックネット裏や内野中段席:試合の流れを追いやすく、落ち着いて観戦できる - やや知識がある(テレビ観戦経験あり)
↳ベンチ上の内野席:選手の表情やプレーが近くに感じられる - 推しチームがある(ユニフォーム持参レベル)
↳1塁側・3塁側寄りの応援席や外野席:一体感ある応援を楽しめる
自分の経験や観戦スタイルに合わせて座席を選べば、満足度の高い初観戦になるはずです。
球場ごとのおすすめ座席の違い
同じ「内野席」でも球場によって距離感や角度、演出の派手さが異なるため、注意が必要です。ここでは主要3球場を例にして、特徴を比較してみましょう。
球場 | 初心者向けおすすめ座席 | 特徴 |
---|---|---|
東京ドーム | 1塁側内野A・B席 | 全体が見やすく、天候を気にせず快適 |
阪神甲子園球場 | アルプス席(内野と外野の中間) | 応援の雰囲気も楽しみつつ、視界も良好 |
バンテリンドーム | 内野中段C・D席 | スタンドの傾斜が強く、全体が見渡せる |
球場の構造に応じて視界や雰囲気が異なるため、事前に各球場の座席マップを確認しておくと安心です。

座席の場所と天候の関係(風・日差し)
屋外球場では、天候による影響も座席選びにおいて無視できません。特にデーゲームでは日差しや風の影響で快適さが大きく左右されます。
- 3塁側は午後から日陰になりやすい
↳夏場の日差しを避けたい場合に適している - 風が強い日は上段席が寒く感じやすい
↳春や秋は風よけを意識した席選びが必要 - ドーム球場なら天候の心配なし
↳開放感は少ないが快適な観戦環境
特に夏場の屋外球場では、熱中症対策としても日陰を優先するなど、天候と座席の相性を考えて選ぶことが大切です。
【例】東京ドームの座席表

2022年の最終戦価格になります。チケット価格は若干変動する可能性もあるので注意です。
席の種類 | 価格 |
---|---|
指定席S | 6,800円 |
指定席A | 5,800円 |
指定席B | 4,600円 |
指定席FC中央 | 3,200円 |
指定席FC | 2,800円 |
指定席C(大人) | 2,400円 |
指定席C(子供) | 1,000円 |
指定席D | 2,000円 |
野球観戦初心者であれば、指定席Cが個人的におすすめです。
子連れファミリーも多く、ファールボールの危険性も薄いため野球を楽しむ上では適した環境課と思います!

初心者の野球観戦におすすめの座席
内野席で且つ、高さがある(後ろの方)がおすすめです。
- 外野に比べて選手が近い
- 迫力ある応援を存分に楽しめる
- ファールボールの危険性が薄い
初心者であれば、より安全に、より民度高く、そしてよりプロのプレイの凄さを感じてもらうために近くで!
といった観点を総合的に判断したときに、内野席の後ろの方がベストと私は思っております。