東海地方は一般的に、愛知/岐阜/三重/静岡の4県を指します。
激戦区愛知を始め、毎年上位に食い込んでくる印象が強いのが東海地方です。
本記事では、そんな東海地方の強豪校と甲子園出場校を分析してみました!
東海地方の高校野球の特徴
- 愛知
- 岐阜
- 三重
- 静岡
以上、4つの県から成り立ちます。あのイチロー選手の出身は愛知の愛工大名電高校です。
東海地方の高校数
都道府県 | 校数 |
---|---|
愛知 | 175 |
岐阜 | 67 |
三重 | 61 |
静岡 | 108 |
4県とも、全国の都道府県と比べると多くの学校が地方大会に参加しています。
そして、愛知県は2022年において最も地方大会の出場校数が多い結果となりました。
愛知県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 愛工大名電 | ベスト8 |
21年 | 愛工大名電 | 1回戦敗退 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 誉 | 1回戦敗退 |
18年 | 愛工大名電 愛産大三河 | 3回戦敗退 1回戦敗退 |
17年 | 中京大中京 | 1回戦敗退 |
16年 | 東邦 | 3回戦敗退 |
15年 | 中京大中京 | 3回戦敗退 |
14年 | 東邦 | 2回戦敗退 |
13年 | 愛工大名電 | 1回戦敗退 |
12年 | 愛工大名電 | 1回戦敗退 |
11年 | 至学館 | 1回戦敗退 |
10年 | 中京大中京 | 2回戦敗退 |
愛知県は2022年、全国でもっとも地方大会の参加校数が多かった都道府県になります。
春夏併せて19回の甲子園優勝経験があり、中京大中京や愛工大名電といった全国的に有名な強豪校も多いです。
2009年に中京大中京高校が優勝して以降、夏の甲子園ではベスト4以上に勝ち進めておりません。
東邦
近年、愛知県で力を付けている東邦高校。2019年には春のセンバツ甲子園で優勝していまs。
2016年には、青森の八戸学院光星に対して最終回で奇跡の大逆転を起こしたことも記憶に新しいです。
中京大中京や愛工大明電といった有名校と肩を並べる愛知県屈指の強豪校になります。
ブラスバンドによる「戦闘開始」の演奏も圧巻なため、是非動画もご覧ください。
愛工大名電
2022年にベスト8に進出した愛工大名電。イチロー選手の母校でもあります。
日刊スポーツさんの高校野球の一日で取り上げられていたため、当サイトでも紹介させていただきます。
岐阜県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 県岐阜商 | 1回戦敗退 |
21年 | 県岐阜商 | 1回戦敗退 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 中京学院大中京 | ベスト4 |
18年 | 大垣日大 | 2回戦敗退 |
17年 | 大垣日大 | 2回戦敗退 |
16年 | 中京 | 2回戦敗退 |
15年 | 岐阜城北 | 1回戦敗退 |
14年 | 大垣日大 | 2回戦敗退 |
13年 | 大垣日大 | 1回戦敗退 |
12年 | 県岐阜商 | 2回戦敗退 |
11年 | 関商工 | 1回戦敗退 |
10年 | 土岐商 | 3回戦敗退 |
岐阜県は、春3回/夏1回の優勝回数を誇ります。
勝手なイメージになりますが、堅実な野球(大垣日大など)をされるチームが多い印象です。
県岐阜商
岐阜県最多の30回の出場を誇る名門校です。
2009年にベスト4に入って以降は初戦や2回戦で敗退することも多く、全国で勝てるチームにこれからなっていくことができるかが注目ポイントです。
近年では、大垣日大も県岐阜商に勝って甲子園に出場する機会が増えてきました。
三重県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 三重 | 1回戦敗退 |
21年 | 三重 | 3回戦敗退 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 津田学園 | 2回戦敗退 |
18年 | 白山 | 2回戦敗退 |
17年 | 津田学園 | 2回戦敗退 |
16年 | いなべ総合 | 3回戦敗退 |
15年 | 津商 | 2回戦敗退 |
14年 | 三重 | 準優勝 |
13年 | 三重 | 2回戦敗退 |
12年 | 松阪 | 2回戦敗退 |
11年 | 伊勢工 | 1回戦敗退 |
10年 | いなべ総合 | 1回戦敗退 |
三重県は夏の甲子園1回、春のセンバツ甲子園1回の優勝経験があります。
全体を見ても近年では初戦敗退が多く、県内全体としての野球レベルの底上げができるかがポイントです。
三重
初戦や2回戦での敗退が多い三重県のなかで、21世紀唯一のベスト4以上の成績(準優勝)を残されているのが、三重高校になります。
ここ数年も、優勝候補(横浜や敦賀気比など)に対して接戦を繰り広げており、その名は年々有名になっています。
静岡県の強豪校と過去の出場校
年 | 代表校 | 結果 |
---|---|---|
22年 | 日大三島 | 1回戦敗退 |
21年 | 静岡 | 1回戦敗退 |
20年 | 非開催 | – |
19年 | 静岡 | 1回戦敗退 |
18年 | 常葉大菊川 | 3回戦敗退 |
17年 | 藤枝明誠 | 1回戦敗退 |
16年 | 常葉菊川 | 2回戦敗退 |
15年 | 静岡 | 1回戦敗退 |
14年 | 静岡 | 1回戦敗退 |
13年 | 常葉菊川 | 3回戦敗退 |
12年 | 常葉橘 | 1回戦敗退 |
11年 | 静岡 | 1回戦敗退 |
10年 | 常葉橘 | 1回戦敗退 |
春夏併せて5回の優勝実績がある静岡県。しかし、夏の甲子園の優勝回数は1回のみです。
さらに、春夏併せて約40年以上、優勝から遠ざかっている現状があります。
夏に勝負強さを見せ、静岡に優勝旗を持ち帰ることができるのか注目です。
常葉大菊川
静岡県といえば、出場最多の静岡県が代表的な強豪校にはなるかなと思いますが、個人的には常葉大菊川のイメージが強いです。
近年停滞している静岡県において、出場すれば必ず1勝、そして21世紀唯一の準優勝をしている点から、強豪校として印象に残っています。
守備の名手とよばれた町田選手や、打撃の天才とよばれた奈良間選手(22年ドラフトでプロ行も決まりましたね!)など、スター性の高い選手が在籍していたこともポイントです。
東海地方の強豪校まとめ
- 東邦(愛知県)
- 愛工大名電(愛知県)
- 県岐阜商(岐阜県)
- 三重(三重県)
- 常葉大菊川(静岡県)
全国最多の地方大会参加校数を誇る愛知県をはじめ、そもそもの高校数が東海地方は多いです。
しかし、近年甲子園の優勝、準優勝からは離れ気味のため、上位に勝ち進んでくる日が楽しみです。